57話 ウルロアは走馬灯を見る
(´・ω・`)早起きつらい
「・・・さて、どうするか」
一応ハクとオーマンドは勝利をおさめる、それもかなり余裕を持って、そして今、大将戦、ウルロアの番まで来てしまった。
「いっそ300もいいが、さっきアリアンナさんに全勝しろと言われてなぁ、二年三年も全勝する予定らしいし・・・第十にあたる可能性考えてるはずだよなぁ」
「さぁ!、最後の大将戦!、他の一年はもう終わりましたが、さぁ誰が出てくるのでしょうか!」
「さぁチムシーの催促きたな、これは・・・うん、痛みに我慢して──」
自分が出ていこうとしたが、突如、空から・・・ウルロアが降ってきた。
「お、ギリギリ間に合ったな、なんかボロボロだけど」
「すみません、少し遅れましたね」
向こうで歯をギリギリして不服そうな第四、よりも自分は・・・今まで以上にすっきりとした心、迷いを振り切った顔をしている
「なーんかあったな、ウルロア」
「あぁ・・・いろいろとな」
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数時間前、俺は、全身が動けなくなるまで殴られ、地に仰向けになって倒れていた。
「くっ・・・こんな、こんなことが・・・」
「勝負は決まったな」
「──最後に聞きたい、何故兄を殺した」
「・・・言うつもりはない」
ランドリは無慈悲に、俺の顔に向けて炎を纏わせた聖天拳の一撃をぶつけた。
・
──いつの間にか、俺は何処か・・・いや、ここは。
「フェンリオンの里・・・」
俺の故郷、そこに俺は立っていた。
「あおぉぉぉん!」
後ろから子供の声して、振り返ると、そこには子供の頃の、六歳の俺がランドリと戦っていた。
いや、戦いというより戯れだろうか、ランドリは紙一重で子供の俺の攻撃を避けては、子供の俺にデコピンを繰り返し、笑顔で、余裕綽々としている、対して子供の俺は肩で息をしており、額がもう赤い、あ、ランドリのデコピンで家屋に突っ込んだ。
「あおぉぉん!?」
「おっと、強すぎたな、大丈夫か?」
ランドリが子供の俺に手を伸ばして、服の裾を掴んで、無理やり立たせた感じだ。
「くっそぉ、また勝てなかった・・」
「お前は攻撃が単調なんだよ、攻撃の先を見ていない、それに──」
「あー、もう、そういうのいいから」
「ふふ、そうだな、釈迦に説法、いや、馬に念仏か?」
「ぐるるぅ・・・それにしてもランドリ兄さん」
「あぁ兄さんだ、唐突だな、どうした?」
「・・・母上の連れ子なのは知ってるけど、ばうんてぃはんたーになったのはなんで?」
「お金を稼げるのもあるが、お金があれば皆を豊かに暮らせるようにできるからな、母上にも・・・義理の兄にもよく見られる」
「?、兄にどうしてよく?」
「気にするな、ところでリュカは今何をしてる?」
「あぁ、それなら──」
突然、最後まで言わずに子供の俺とランドリが消える、そのまま俺の意識は覚醒する。
「・・・俺はなんで生きてる」
身体が動く、いやむしろ今までより動く・・・それに感覚が清んでいる、これはいったいなんだ?。
「どうやら呪いはもうきれいに無くなったようだな、まさかものの5分で完治するとは、さすがは百獣魔法、いやお前の力か」
「・・・ランドリ」
「さぁ、決着と行こう、今度はおれも本気でいく、おれの過去の言葉を踏まえて、かかってくるがいい」
「・・・あぁ、行くぞ、ランドリ!」
俺は立ち上がり、ランドリのほうを向く、これ以上ないほどに力が溢れる、塞き止められていたものが流れたような、そんな高揚感と、ランドリに対しての・・・ある感情が沸き上がる。
それでも、俺はランドリに応えるために、全力で向かっていった




