56話 ウルロアは再びランドリと相対する
(´・ω・`)ブックマーク増えてきてうれしみ
二日目、試合の内容は個人戦、3人で挑み、決められた学院一組と戦い、勝ったぶんだけ、ポイントが貰える、一勝なら100、二勝なら300、三勝できれば1000といった感じに、正直ポイントがすごい触れ幅が凄いが三勝が難しいはずなのだろう、そして自分達が相手するのはくじ引きで第四と当たった。
「さて、出るのは・・・あの紙に従う義理はないからここは自分が・・・」
そう言ってバトルする中心に行こうとすると、謎の頭痛が走る。
「いったぁ!」
これはたまらんと思い、観客席まで戻った、第四から変な笑いが聴こえる、うん、何か仕組んだな。
「・・・どういう魔法かは知らんが、ハク オーマンド、お前らがでないといかんらしいぞこれは」
「ふむー、私は一向にかまわないけど」
「我輩も行けるぞ、どうやらやつらには我輩達が一番弱そうに見えたのであろう」
「だろうな、どっちも無名だし、とりあえずウルロアは最後だ、その時までに来ないなら・・・まぁ300で我慢だな、痛みに我慢して他が行くのもいいが、自分が耐えられないならうん、気絶しかねないぞ」
「なに、私はウルロアを信じているよ、彼なかなか強いしね」
「・・・さて、何時帰ってくるかな、ウルロア」
・
「───ここか」
俺は暗闇の中、近づいてくる有象無象を倒し、無傷で扉らしき場所までたどり着いた、感覚が鈍くても、この先にランドリの気配があると、肌で、心から理解できる。
「・・・さて、行くか」
顔をパンと叩き気合いを入れて、ゴリラの百獣魔法で目の前のものを破壊する、その瞬間、急な光で、一瞬目が眩む。
目を開けると、壁床一面に黒いが明るいそこに、あのとき、兄を殺したときのように、後ろを向いたランドリの姿が目に入る。
「・・・よくここがわかったな」
「あぁ、謎の手紙のおかげでな、本当にいるかは半信半疑だったが」
「そうか、それはまた・・・よく来たな、ウルロア」
ランドリはこちらに振り向くと、ファイティングポーズをとる、聖天拳をはめて、炎を纏った、本気の状態だ。
「全ては拳で語ろうか、戦士同士ならこれが一番だ」
「戦士か、それはまた外道が言うには不釣り合いだな」
俺も百獣魔法を行使する、脚にカンガルー、身体にサイ、拳にゴリラの付与できる最大の3つを使って。
「3つか、今のお前にはそれが限界か、ウル、お前の母なら5つはいけたろうに」
「お前が母上を語るな」
「それはすまなかったな、それでは・・・こい」
「あぁ、行かせてもらう!」
俺は地面が抉れるほどの脚力で一気にランドリに接近、拳を連続で振るう。
「遅いな」
それをランドリは片手で余裕でいなして見せる、炎で逆にこちらにダメージがきそうだ。
「ちぃ、なら!」
カンガルーの魔力を拳に移動、それを乗せた速く、重い拳でランドリの頭を狙うが、
「一つの場所に二重か、なかなかだが・・・まだまだだ」
その一撃をランドリは片手で受け止め、もう一発ももう片方の手で受け止められる。
「なっ!・・・」
「──変わらないな、お前の実力は」
「なに?」
ランドリの眼には憐れみが見てとれる、こいつは・・・。
「どういう意味だ、俺はあの頃より、お前に兄を、里の家族達を殺されたあの頃より強くなったはずだ!」
「いや、何も変わってない、力こそ上がってるが、あの頃からお前は変わってないんだよ」
「・・・世迷い言を言うな!」
俺は足でランドリの顎を蹴る、が、ランドリは痛がる様子もなく、こっちを見ている。
「・・・そうだな、見せてやろう、おれの今の実力を」
手を離し、ランドリは大きく振りかぶる、そのまま拳に力を込めて、炎を乗せて、放つ、それを俺は両腕でガードするが、骨の軋む音が響き、バギっと、右腕が折れる音と共に、後方に吹き飛び、ダンジョンの上空まで飛んでいき、壁にぶつかり、大きなクレーターができるほど身体が埋まる。
「がぅ!?・・・くぅ・・」
血反吐を吐き、そのまま地面に落ちていく、そのまま倒れ・・ずに、着地した
「驚いた、まだ立てるか」
「はぁはぁ・・・俺はまだやれるぞ、足が動く左手が動く、頭があるぞ!」
「・・・なら思う存分、動けなくなるまで殴ればいいだけだな」
実力の差は歴然、それでも、ここで、折れるわけにはいかないんだよ、俺は決死の覚悟で、ランドリに向かっていった。
「うおぉぉぉ!」




