53話 ウルロアは第一種目に参加した
「えー、紹介に預かったバアル・ゼブルだ」
バアルさんがコロシアムの中心に立つ。
「で、何を話すかなんて考えてきてないわけだが、とりあえず文化祭は・・・第七だ、ポイント100」
第七が一番だったか、確か銅像だったか、魔神アルス様の銅像らしいけどそんなに凄いものだったのか、てかポイント制だったのか
「で、ポイントについてだが今回は種目の勝ち数ではなく、ポイントにした、ルシファーの提案でな」
「だってそのほうが面白いですし、面白いですよ」
元の世界の運動会みたいだな。
「まぁ詳しく話すのもあれだから今から第一種目だ、徒競走だ、今から決めろ」
「雑だな、じゃあウルロア」
「おう!、俺が最初の一勝勝ち取ってやる!」
「で、シンプルに5位までポイントあることにしてる、1位500、2位400、3位300で4位が200で5位が100だ、以下はない、励め」
「頑張れよ、頑張りなさい」
「で、もう面倒だから参加するやつ手上げろ」
ウルロア含め、他9学院の選手が手をあげると、プート・サタナキアさんが指を弾く、流行ってんのかな、その瞬間ウルロア達の姿が消える。
「で、さて、プート、空間写せ」
「へいへーい・・・ほい」
プート・サタナキアさんが手を叩くと、大きな画面が上空に現れる、そこにはウルロアの姿があり、準備体操を始めている。
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俺は手を上げるといつの間にか森林の中にいた、さて、ここは・・うっわ、先が見えないな、地平線見えるって何百キロあるんだ。
「これはなかなか疲れそうだな・・」
「冬虫夏草ですねー」
「えっ?」
突然知らない虫・・虫?の名前を聞き、言ったやつのほうを向く、そこには蝶の羽を生やした少女が立っていた。
「あの、お前は?」
「んー?、私?、私はアゲハ・カブト、蝶なのかカブトムシなのかわからないよねー」
いや、カブトムシが知らないわけだが、カブト、確かアガストっていう第五のリーダーと同じか、てか普通に美人だな、妹に負けるが。
「さて、とりあえず・・・頑張っていコーカサスオオカブト!」
「お、おう、とりあえず・・・イチニーっと・・・」
準備体操を始めようとしたとき、目の前に大きな画面が出てくる、そこにはバアル様が映っている。
「さて、無事入れたようだな、で、とりあえずルール説明、簡単に言えば飛ぶの禁止、跳ねるのはいいぞ、あと妨害はいいぞ、出来るならな、完走できるか正直難しいな、魔族領土一周くらいあるらしい」
なにそれ、1日以上かかるだろそれ。
「で、ちなみに制限時間は今が7時だから20時までたどり着かなければ、一番ゴールに近い5人がポイント貰える、まぁ頑張れよ」
「・・・なるほど、それじゃあ完走目指して・・・やるか」
「そうねー、負けないゾウリムシだよ!」
「・・・そのよく分からないそれは?」
「気にしない気にしない、さ、やろうカナブン!」
なんなんだろうな、この女は、呆れた目で俺はアゲハとやらを見ていた。




