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勇者は冒険の書を消して魔王を目指しました  作者: 赤コーラ
1章 武練科魔王学院編
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52話 ハルトは十王体育祭開会式に参加した


それからカナ シエル ウルロアはことごとく襲撃を退いていき、自分は3日目からあったメイド喫茶で執事として働き、そして十王文化祭は終わり、十王体育祭が始まる。


十王都市最大の大型コロシアム、そこにまず観客席に十王体育祭に参加しない生徒や外からきた魔族が入ってくる。


「ふぅ、ワタシもさすがに疲れましたね、シック副会長も文化祭はお疲れ様でした」


第一の観客席の一番前にイーミト・ヌル会計とシック副会長が座る、シック副会長の顔色はよく、操られていた後遺症は無さそうだ。


「僕からもお疲れ様、さて、そろそろ始まりますよ」


「スタートは近いですね、あ、実況席にエムシー・チムシーが───えっ!?」


実況席に座ったのは何時ものエムシー・チムシー、そして──ルシファー様だった・・・、それに気づいた観客席にいた全員が驚き、そして皆全身に震えを覚える、力が弱いものはそうなるほど、人間でいう暴君の前の平民 生物でいう獅子と兎ほどの差がある。


「ここここ今回はよよよろしくくお願いしましゅ・・・」


もちろんチムシーのストレスも凄い。


「やっほー、皆さんよろしくね、よろしく頼むよ、今回は見物っぽいのできちゃいました」


「そそそそそそ」


「・・・さて、これでは祭りを楽しめないから、ほっ」」


ルシファーは手を叩く、何かがこのコロシアムの全体を覆う。


「──あの、今何をされたのですか?・・・あれ?、普通に喋れてる?」


「質問に答えるよ、答えちゃうよ、簡単な感情の抑制魔法、恐怖の抑制だよ」


「な、なるほど、私達には縁遠そうな簡単な魔法ですね、この広範囲は」


「ふふ、さて、体育祭始めよう」


「そ、そうですね、では──レディースアンドジェントルメーン!、待たせたわね魔族諸君!、全学院参加の大イベント!、十王祭本祭、十王体育祭の開幕だぁ!!」


オォォォオォォォ!!、という雄叫びがコロシアムを震わせる。


「さぁ!、まずは優勝候補から入場してもらおうか!、第一学院、入場!!」


チムシーが指を弾くと、第一の観客席の下の入場口の扉が開く、そこからまず出てきたのはバアルさん、その後ろに自分達10人が続いて歩いてくる。


「おぉっと!、今回は魔王様が直々の登場だ!、これらルシファー様のご厚意で?」


恐怖が減って馴れ馴れしくなってるな、まぁ別にそれで殺すような人ではないが。


「いかにも、苦虫食ったような顔されたけど快く受けてくれたね、受けてくれたよ、本来は先生なのだからね」


「権力の有効利用ですね!、さて、この紙によると学院リーダーに選ばれたのはもちろんアリアンナ・ゼブル様、ラインハルトさんのほうが強いらしいですが本人が辞退したらしいです、今回も十王体育祭もこの学院の優勝か?、期待ですね!。さて、次に出てくるのは第二学院!」


再びチムシーが指を弾く、第二の観客席の下の入場口が開き、ラクダに乗った耳長の美青年が姿を見せる、ほとんど人間だが魔族らしい、その後ろから


「パイモンかぁ・・・」


「ん?、何かご不満でも?」


「いや・・・重いんです、重いんだよ」


「!、ルシファーさまぁぁぁぁ!!」


パイモンさんが顔をあげて、ルシファー様を視認する、その瞬間、ラクダの上で土下座する、器用なまねをするなほんと。


「あなた様がお姿を見せてくれるとはこのパイモン感無量です!、このパイモン、どんな時でもあなた様を愛しております、どのようなことでもあなた様の味方でありどんな艱難辛苦でも──」


「うるさい、うるさいよパイモン」


ルシファー様が指を弾くと、パイモンの声が聴こえなくなる、それでもパイモンは喋り続けているが。


「・・・続きどうぞ」


「あっはい、えー、リーダーは前年続いてホーダンス・ケイローディ様が、今回も知恵を活かした戦術を見せてくれるのだろう!、では次に出てくるのは美の第三!」


第三の入場口が開く、そこからグリフォンの翼を生やし、豹のような耳を頭に生やしたこちらもまた美青年のシトリーさんが姿を見せる、後ろからはブラドナルド・ヴァンピローゼ、その隣に似た顔立ちの少女がいる、妹だろうか?。


「今回のリーダーはブラドナルド・ヴァンピローゼ、美しいだけではなく普通に強いので今回こそ三位くらいにはなって欲しいですね!」


本当に恐怖ないな、後で何かないといいが。


「ふふふ、酒のんでるが如く恐怖ねぇや、では次に第四!」


第四の入場口が開く、そこから炎の竜を巻いた虎耳の男が現れる、豪華な赤い衣装で着飾っており、なんかふんぞり返っている、あれがべレスさんだろう。


「何時もより偉そうですねー、今回も荒れたプレイしそうな予感がします、リーダーはコロナオス、失格くらわないことを願ってます、ではもう続けていきましょう、第五!第六!第七です!」


一気に3つの入場口が開く、第五からは観客席からのラッパ音か

ら獅子頭で熊に乗った男、プルソンさんが、隊列も整っており、かなり統率がとれている。

第六からは左に雄牛、真ん中は普通に人の顔、右に雄羊の三つの頭、大蛇の尾をして、ドラゴンにまたがって現れた、アスモダイさんで間違いないだろう、妙に生地が薄い連中で変な匂いがこっちまで届いてくる。

第七からは黒い馬にまたがり、蛇を巻き付けた獅子耳獅子髪の女性、ヴィネーさん。


「第五は何時もより統率が洗練されていますねぇ、リーダーは元人間侵略のときの指揮官だった魔族の息子さん、アガスト・カブト、これはあるいはあるか?、第六はうん、何もいうまい、別にどんな服装でもアスモダイ様の自由ですが・・・限度がありますよね、えっとリーダーはパッショーナ・リピドー、えっとうん、頑張ってください、第七は建築だけかと思われていますが、リーダーはオルテナイト・オリハルコン、アーマードゴーレム、オリハルコンの鎧に意思を持ったゴーレムで、実力は上位ダンジョンを無傷で出てきたとか、頑張って欲しいですね、では残り第八 第九 そして期待の第十!どうぞ!」


第八からは、バラムさん、アスモダイさんのような3つの頭、大蛇の尻尾は同じだが人間の顔は老人ではあるが燃え盛る炎ような目をしている、大熊にのっている、後ろからはクラが出てくる、やはり選手だった、第九からはザガンさん、グリフォンの翼に、雄牛の角の生やした女性だ、特に言うことはないね。

最後に出てきたのはプート・サタナキア様率いる第十、ルシファー様と同じく若年で、少年のような姿だが明らかに異様な気配から上位魔族ということを肌と感覚、心からわかる、後ろからはミリアさん、だがその前に立っている男がいる、短い角からこれは・・・魔人か?、ミリアさんより更に強い気配を漂わせている。


「第八のリーダーはザルハレルナ・シザンハラ、荒々しいですが試合はまっとうです、今回も派手にやっくれそうですね!、第九は・・・うん、何もいうことないですね、リーダーはワークスです、さぁ第十!、リーダーはなんと!、プート・サタナキア様の養子!、アガレト・サタナキア!、あのミリアさんを押し退けて、一年でリーダーに抜擢とはなかなか凄いですね、ドラグレッター家からのブーイングがあったようですがプート・サタナキア様が黙らせましたが」


「プート・サタナキア、昔は私の部下だったんですけどねぇ、いつの間にかかなり強くなりましたよねぇ、まるで・・・中身が変わってみたいに」


「あはは、それはまた良い冗談ですね、ではこれから十魔王筆頭、バアル様のお話です」


「短い?」


「たぶんです」

















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