51話 ウルロア達は襲撃者を軽く倒した
台風うちのほうはそんなに被害なかった、立地がよかったな
自分達の寮の裏路地、そこに黒いフードを被った三名の人影が近づいてくる
「くっくっく、ここがあいつらのハウスね」
「だがあの元勇者がいるんだよなぁ」
元勇者ってなんだ、まぁいいか、3人か、かなり少ないがそれなりに強いのが揃っている。
「大丈夫だ、今元勇者に対して睡眠魔法をかけている、その間に仲間を──」
「シエルを?」
そしてその内の一人が真下から飛び出た木の拳がアッパーカット、そのまま地面に落ちて、気絶、そして後ろから聞こえたシエルの声とアッパーカットを見た二人は怯えている。
「な、なんだ!?」
「き、貴様!、いつの間に後ろに・・・」
「だ、だが俺達は炎を得意としている、こんなやつ俺らで──」
次に一人が目をつぶった瞬間、片方の姿とシエルが消える。
「──あれ?、おーい・・・いったいどこに・・・」
「はぁ、俺は残り物かよ」
そして最後に現れたウルロアが残されたやつを相手することに。
「ちぃ!、だが取り巻き程度にこの俺が負けるわけがない!」
「あ?」
こいつもまたウルロアの百獣魔法のチーターの速力で接近からのゴリラの力でアッパーカット、5回転ほどしながら壁にピンボールのようにぶつかっていき、地面に落ちる、魔族でなければ三回以上死んでそうだ。
その後、地面でのびている二人は木のゴーレムによって運ばれていく
「さて、カナ、そっちはどうだった」
「はい、とりあえずは縛り上げておきました」
空から降ってきたカナはお米のように先ほど消えたやつを縛って運んできた。
「はは、東洋のニンジャみたいな手際だな、シエルに変化に一瞬で対象を別の場所に運んでいくなんてな」
「さぁ、最近そういうのかなって朧気ながら思い出してきたんですよね、拙者という一人称も生まれた時から馴染んでいるからやっているんで」
「ほうほう、今度またやってみないか?、どっちも強くなっていることだしな」
「いいですね、ただ今は五日間の襲撃をいなさないと、とりあえずはシエル」
「はーい」
地面からボコッと出てきたシエルは土を払うと、カナから投げ飛ばされた第四学院の刺客をキャッチする。
「じゃあこいつらエリアの外に捨ててきますね・・・やっぱり面倒ですから投げ飛ばしてきます」
シエルは刺客の足を掴んでそのまま投げた、壁を越えたのを確認すると、シエルはスッキリした表情をしている。
「おぉ、怖いな」
「ふぅ、シエルのウッドゴーレムもそろそろエリアの外かな、さて・・ふわぁ、シエルはもう寝ますね」
「おう、お疲れ、明日も外運び頼んだ」
「・・・でもその前にこれを」
カナが一つのバッチを懐から取り出す、そこには炎ではなく、銅や銀 金の丸いものが描かれている。
「これは?」
「縛ってやったやつのマントの裏側に、たぶんお金が描かれている」
「ふぅむ、シエル、知ってるか?」
「いえ、まったく知らないです」
「拙者も何も、とりあえずは保留ですかね」
「そうだな、まぁこんなのを付けているんだ、何かいるんだろうな第四に」
そんな不安要素を残して、一日目は終了した




