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勇者は冒険の書を消して魔王を目指しました  作者: 赤コーラ
1章 武練科魔王学院編
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39話 ハルトはアスカのライブを観戦した


「貴方が・・・ルシファー、魔族側ではバアル様より偉い魔王より上の魔族、天魔王という異名で呼ばれる・・・のに、それだけの力を感じないな」


自分より強いというにはかなり弱そうな見た目だ、それにそれだけ強ければすぐに気づけるはずなんだが・・・。


「あぁ、それは簡単な話ですよ、簡単ですよ、力を分けているんですから、見せてあげなさい貴方達」


そうルシファーさんが告げると黒いローブからは左の黒い片翼、白いローブからは右だけに白い片翼が生え、その瞬間、自分は感じてしまった・・・一人だけでも今の自分では勝てない、そう思わせる気配が、力を感じた。


「なるほど、魔力と聖力両方を持ち合わせていると聞いてはいたが、それを分けているのはさすがに初耳だ」


「我が王よ、貴女が自ら姿をさらし、自らここに導いてきた相手が()()()()とは少し少子抜けですであります」


黒いローブの一人がローブを脱ぎ、自分に近づいてくる、緑の髪の男は、腰の赤黒い短剣を抜き、一瞬で自分の視界から消える。


「・・・あぁ、貴方か、前に人を殺したやつは」


自分は魔剣を出現させて、それを投擲、それはハクの方向に飛んでいき、その横を通り過ぎて、何かにぶつかる、そして魔剣の力で自分は魔剣のところに転移、腰の神剣でその見えない場所に神剣を振り抜く、凄まじい突風の後、その姿が見える。先ほどの緑髪の男が短剣で自分の神剣を防いでいた。


「なるほど、小細工でくるタイプか、それに神の剣か、これは今のステータスではわからないことが多いな・・であります」


男は短剣を鞘におさめ、再びルシファーさんのところに戻る。


「一応自己紹介でも、我輩はハツカ、天魔剣 サマエルに選ばれ、表ではヘレルの治安維持組織 グリゴリ(見張る者)の一般兵士で、裏ではルシファー様の十二の盾である天魔十二翼の一人だ」


・・・あれが一般兵士の強さか、いや目立っていいやつではないからそれがいいのかな。

ハツカさんは手を差し出す、それを自分は握る、それもかやり強く、ハツカさんも同じくらい握り、数秒そんなことをした後に手を離して、ハツカに質問する。


「質問する、あなたって人間なのか?」


「答えは三角と答えておく、人間だが魔族の血が流れている、いわゆる人間の比率が高い魔人だ、お前も会ったことあるだろう?、勇者ライガル、賢者ミルキーウェイの息子さん、であります」


「よくご存知のようで・・」


「貴方もそうでありましょう?、無意識に聖力を使った感覚がありましたので」


「・・・やはり、そうなのか」


「ん?、君はまだ人間ということか?」


「アリアンナさん、いや、竜人ではあると思います、聖力が使えるのは神剣の力のおかげです」


それにしても、あのサマエルという短剣、ハクに危険が迫ったから全力で振り抜いた神剣の一撃を防いでみせたな、あれも聖天器と同種の物なのか、それが12人いると考えるとなるほど、中立じゃないといけない理由か、天魔十二翼、本当に敵にしたくないな。


「さて、質問はこの辺で、そろそろ始まりますよ、私の前にある、椅子に腰かけて見てください」


ルシファー様が指を弾くと、一瞬で自分達は椅子に座っていた、転移の聖法か、高等の聖法をこうも魔方陣すら描かずに・・・白いローブの一人の聖力が少し減った感じから共有はしてるのか、恐ろしいな本当。

さて、暗くなり、会場の真ん中に光が灯る、そこにはフリフリの白い衣装に身を包んだアスカの姿があった。


「みんなー!、今日はアスカのライブに来てくれてありがとう!、それじゃあ早速一曲目、いってみようか!」


―――ライブが始まった、さすがに歌が上手いな、踊りも洗練されていて、あとはあの作り笑顔が自然だったら良かったんだが、まぁ普通に見てるやつらには普通の笑顔に見えるんだろうだが。


「―――ふぅ、今回のライブはこれで終了です!、また会える日をアスカは楽しみに待っています!」


アスカが舞台から降りると、皆ぞろぞろと帰っていく、自分達も立ち上がり、帰ろうとするとルシファー様が口を開いた。


「少し・・・ある男の話を聞いてくれないか?」


「なんでしょう」


「・・・ベリアル、昔私の副官、右腕として側にいたんだ、だがやつは急に私のもとを離れた・・・今やつの居場所は知らない、そして一つ、もし貴方達がベリアルと会うことがあった時に、特徴だけ言っておこう、右の角が折れ・・美しい姿をしてる」


「ふむ、美しいとは」


「感覚でわかるレベルのものだから会えばわかる・・・それでは貴方達を会場の外に送ろう、また話す機会があったら、良いなと思っているよ」


ルシファー様が指を弾く、一瞬で会場の外に自分達は立っており、近くにシエルとカナが立っていた。


「おぉ、シエル驚きです、急に現れるんですから」


「・・・ベリアルか、出来れば会いたくないな、ホント・・・









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