28話 アリアンナはニャルラウトと交戦した 前編
今回は短くてすまんな(´・ω・`)
まだゼルセーマ君が起きる前、皆で長の家に集まり、私はメアリージェーンと名乗る男を鎖で縛って尋問を始めようとしていた、もちろん武器は没収して。
「貴方がかの七聖天、希望のアンリ・メアリージェーンですね、どういう理由でハルト君と共に?」
「うふふ、ただの共闘よ、ワタシの目的とハルトちゃんの目的が一致していただけ」
「目的とは?」
「アナタ達は気づかないでいたみたいだけど、あの遺跡には転移魔方陣があったのよ」
・・・どういうわけか、ウルロア君が冷静に聞いているな、すぐに冷静をかく男だと思っていたが・・それに私自身、メアリージェーンなる男を見ていて、不自然なくらい黒い感情がない、これが聖天眼の力ということか。
「それで、なぜ彼ほどの強者が瀕死なのだ」
「ワタシにもよくわからない要素があるけど、ここに住んでいたハクっていう娘・・・言ってしまうとアザートね、そいつに腹をズドンと貫かれたのよ、誰も信用しないあの子がねぇ、ワタシもびっくり」
「・・・なるほど」
「ところで・・・」
メアリージェーンは口の中に隠していた針を吹き出して魚顔の人形怪物の右胸辺りに刺さり、粉々となる。
「さて、一つ提案だけど、アナタらを襲わないからアルス・パウロナの撲滅を手伝わせて」
先ほどとは違い、女のような声音ではなく、男の声音で話した」
「・・・条件だ」
私は雷の針をメアリージェーンの心臓に刺す。
「それは貴方が約束を違えた瞬間、心臓を止めるものです」
「うふふ、それくらいどうってことないわね、イイわ、共同戦線ね」
メアリージェーンは鎖を壊し、難なく抜き出して見せた。
「何時でも抜けれたみたいね、とりあえずあの外にいるあの魚人はなんだ?、普通ではないのはわかるが」
「あれはインスマス、たぶん近くに親玉のダゴンがいるのね、さて、ワタシは遺跡に向かうけど、誰かついていく人はいる?」
「なら俺がいこう」
「ならシエルも」
ウルロア君とシエル君が名乗り出た、まぁ二人ともハルト君の仲間だし思うところがあるみたいだね。
「オーケー、それじゃあ誰がどこをやるか決めましょう」
貴方が仕切るのか―――数分でそれは決まって、各々別れ、ワタシはあの場所に向かう・・・ニャルラウトがいた、ミリアがやられた場所に。
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「・・・無駄足に終わらなくて良かったね、良かったねぇ」
そこにちゃんとニャルラウトが大きな岩に座って私を待っていた。
「貴方程度にミリアがやられるとは思えない、なかなかの小細工をやったんでしょうね」
「うん、正解正解、あんたの姿をしたら少し動揺したからそこをドスってね、いやぁやはり姉妹というのはよ――」
私はそいつの言葉を最後まで聞かず、斧でやつの身体を横に真っ二つにしてやった―――が、液体のような感触を受ける。
「なるほど・・・これは面倒ね、簡単に殺せないのは良いことだけど」
「あらあら、お怒りのご様子、恐いなぁ、恐いなぁ」
こいつは・・・絶対に苦しめて殺そう。




