25話 ハルトはこの施設がどんなものか理解した
自分達は先に進んでいく、そこには機械・・・というのは他の機械と見分けがつかないから機械兵で、その機械兵はお辞儀をした後に電子音声が流れる。
「ルルイエ研究所にようこそ、なにかご用がありましたら、お声をかけてください」
「ふむ・・・」
こんな機能あったのか、まぁ先には何十はあるから面倒だな・・・ここはあそこしかないか。
「図書室はどこにある?」
「案内します」
「あら?、パソコンとかある場所ではないのね」
メアリージェーンが図書室に向かいながら話しかけてきた。
「自分が上手く使えない、まぁIDカード使えばなんとかなりそうだが、お前は使えるのか?」
「うふふ、元の世界ではそういうのには触れなかったわ、名前と用途だけよ」
「なんの話ですかー?」
「お前が知らなくていいことだ」
「そっかー」
「着きました、ここです」
機械兵が指差している場所がそうなんだろう、ハクのIDカードで扉を開くと、中に入る、そこには壁と棚いっぱいに本が敷き詰められている、さすがにこれを探すのは億劫なので、こんだけ近代的なんだ、パソコンが無いか探した、すぐに本棚の奥に一台のテーブルに置かれたパソコンを発見する。
「これがパソコンー?」
「そうだ、太めだな・・・まぁ使えるならなんでもいいが」
自分はパソコンのパネルを見る、そこにはただ図書検索システムとシンプルに書かれている、キーボードと椅子もあるから立ってやんなくても良さそうだ、自分は椅子に座ってまずは・・・あの機械兵に聞いても良かったが文字のほうが頭に入るからな、ルルイエ研究所と・・・30秒ほど経つと、検索結果がでる、ルルイエ研究所と書かれた本が一番右のところにあるらしい。
「それだけかぁ・・・まぁ古いのだからそれくらい・・・」
自分は右の本棚を見る、一つだけなんか光っている本がかなり高い場所にあるのが見える、明らかに人では届かない・・・まぁ飛べる魔族なんだが自分は。
「不親切で親切だなおい・・・まったく」
自分は翼を生やして、そこまで飛んでいく、ハクのテンションの高い「おー!」という声が聞こえてくる、そういえば見せてなかったな・・・てか敵になるメアリージェーンに見せて良かったのかいまさら思ったがまぁいいか、自分は本をとると、床に降りて、中を見る。
「どれどれっと・・・」
30分くらいかけて読み終える、内容はどうやらここでは神の創造とかいうのを研究していたらしい、そしてあの機械兵の名前は
チクチクらしい・・・時計みたいな機構だからではなく、昔のこっちの言葉で偽りの心とかなんとか、まぁ・・・元の世界ではあれの化身らしいがな、はてさて偶然かそれとも・・・おっとそれたな、神の創造、その副産物にできたのが、偽神という人造生命、その1号には・・・さっきのあれ・・・ニャルラウトの写真がのっていた、なるほど、だからここにいたのか・・・。
「さて、いろいろとわかったところで、先に進むか、ハクとメアリージェーンも何か調べていたようだが何を?」
「えっとー、私はー・・・料理」
「あぁうん、別にいいんじゃないか?」
「ワタシはー、美の探求系」
「お前は何か調べろよ」
「うふふ・・」
こいつ心を偽るからなぁ・・・正直何年かの付き合いだがまるでこいつがわからない、ゼリーが好きなのと男も女も好きというのはわかっているが。
・
図書室を後にして、自分達は先に進んでいく、アルス・パウロナ、偽神の集団、構成員が見えないのは不気味だが、調べた限りでは昼になんででないのか夜だけでるのかわからないが、何か隠し部屋とかにそういうのがのっているのだろう。
何個か部屋があったが途中で壁掛けの時計でそろそろ4時、夜までそんなに時間がないから他の部屋は無視、同じく途中にあった、見取り図からこの施設の廊下は長方形になっており、真ん中だけ何もないことからそこに何かあるのは確かだろう、そして数分で自分達はそこに近い部屋・・台に聞いたらどうやら所長室、ラブクラフトの部屋だろう。
「ラブクラフト・・・!――」
その部屋の前までたどり着くと急にハクが頭を抱えだした。
「どうした?」
「うーーん・・・なにか、なにかある・・私に関係するなにかが・・・」
「・・まぁ残していくつもりはないから、一応歩けるか聞いておく」
「歩け・・・ます、なんとか」
「そうか、なら行くぞ、何もなかったらまぁ帰るが」
自分達はIDカードで無事扉を開いた、そこには―――。




