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勇者は冒険の書を消して魔王を目指しました  作者: 赤コーラ
1章 武練科魔王学院編
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23話 ハルトは遺跡内部の探索を行った 中編


「さて、どう来る?・・」


謎の機械はその逆間接で跳ね、その4本の腕の剣で切りつける、しかしその程度はバッタの魔物などで見飽きたし、4本腕も度々挑んでくるクワトロン程度だ、自分はその四連攻撃を余裕で避けて、逆に攻撃を当てたが・・やはり壊れないだけの普通の剣では傷一つつかない様子だ、しかしまぁ心がないから形が見えないからその辺は面倒だな。

今度は目らしきところから熱線をだすが、デュランダルで防ぐ、壊れないのが売りだからこの程度はやれて欲しいな、切れ味は勇者だった頃はもうちょっとあったんだが、そんなことを思っていると再び電子音声が機械から発せられる。


「―――相手のレベルを最高レベル5と断定、これより全力の戦闘形態にて排除します」


そう言った機械は更に2本腕が生え、頭部の赤い目らしきものも3つとなった。


「面白いな、それでどこまでやれるんだ?」


機械はしばらく静止した後、3つの目から強烈な光を放ち、自分の視界を遮る、なるほど面倒だ、光が収まると視界内に機械はきないが、相手が機械であることと相手の意表が一番つける攻撃を予知し、自分はかがんだ、首があった場所に2本の刃がギロチンのように通り抜けていった、自分は天井を見上げる、やはりだが天井に張り付くとは驚きだな、あの重そうな身体をどうやって引っ付いているんだ・・、強力な磁石か?。


「怖いなほんと、そして戦いにくい」


機械は天井から六本腕で切りつけてくる、人間――いや魔族でもここまで異次元の剣撃はできんな、それにあのレーザーブレード、今少しかすったがドラゴニュートの鱗を焼き切ったぞ、これはまともに受けたら死だな、デュランダル以外で今の魔剣 聖剣なら刃が少しずつ切れていくな、さてどうしようか・・、加えて3つの赤いのが光ってきたな、あれを3つとか勘弁だ。


「うーむ・・防戦一方だな、天井からのと不規則な異次元剣撃・・・うーむ、致し方ない、神剣を――」


「――えーい!」


ハクの声のあと、レーザーが機械の頭に当たる、しかし少し赤くなる程度ですぐにもとに戻り無傷だ、声のしたほうに向く、そこにはハクがどこから持ってきたのか銃、それも白くノズルが長い形の。


「ハク・・・お前は何をしているんだ?」


「あの・・・すみませんー、私ハルトさんがピンチだったものでつい」


「別に今から倒そうと・・・そういえば攻撃が止んだな」


「―――戦闘形態を解除」


そう機械から発せられると、床に降りて逆間接が普通の脚に、腕も2本になって赤目も一つになる。


「心理状態、先の行動から予測、先ほど排除しおうしていた魔族をアンビリエント研究所長の客人と断定、これより警備を続行します」


そう言って機械は自分に一礼の後、踵を返して、離れていく。


「・・・なんなんだ?」


改めてハクを見ると、首に何か平べったい長方形・・・カードだろうか、近づいて見ると、それはIDカードであることがわかる、そこにはルルイエ研究所 研究所長 アンビリエント・ルルイエ・ラブクラフトという名前と、その顔写真があった、その顔は痩せこけた長い髭の老人であり、発行日には・・590年 1月 1日と書かれている、今が確か・・エボルティア暦で9019年だから・・・うわ、8429年くらいか、ここってそんな昔か、それにルルイエ研究所か・・・クトゥフルにニグラ・・・なかなか不吉だな。


「・・・とりあえずそれはどこから持ってきた?」


「えっと・・・なんか色の違う壁があったからそれに触れたら、がこって外れて中から銃とこの首にかける平たいものが・・・」


「・・・まぁとりあえずようやった、これでおそらくあの4つの部屋の中を調べられ――」


自分は身体を回転させて、背後からくる光の矢を撃ち落とした、今度は逃さないぞ・・・。


「また会ったな・・・メアリージェーン」


「―――うふふ、奇遇ねホント、ワタシ達って運命の相手だったりしない?」


「五月蝿いぞ、あの機械にも引っ掛からなかったみたいだな、お前の矢ではあれを倒すのは・・・眼を使えば簡単だろうが」


「うふふ、ハルトちゃんも凄いわね、あれを防げるなんて・・」


「――別にこんな話をしにきたわけではないだろう、目的話すか戦うか選べ」


「あら、選ばせてくれるなんて優しいわね、じゃあ目的からね・・・まぁ既に完遂しかけているんだけど」


「ほう?、それはまた」


「ワタシの目的はそこのカード、それを使えばどんなここの電子ロックも解錠できちゃうのよ、それでワタシはアルス・パウロナの何かを探るためね、こっち側も何人か拐われて大変だし、それと――これはお口にチャックね」


「・・・まぁここで争ってあれが何体もくるのはごめんだからそれ以上は聞かん、去れ」


「あら、聞いてなかったのかしら、そのカードが目的なわけなんだけどワタシ」


「―――だからって一緒にとはいかんわ、敵だぞ?」


「まぁそうなんだけどねぇ、ここで争わないことを条件に・・・一緒にいかないかしら?」


そう言いながら弓に手をかけながら言われてもな・・・まぁなかなかの戦力だしハクを守りながらはきつい・・・いや、なぜ自分がハクを守る必要がある、カードさえあればいいのに・・まぁいい。


「交渉成立にしてやろう、外出て今すぐ消えなかっら戦闘だ」


「うふふ、そうさせてもらうわね、それじゃあこれからよろしくね、ハルトちゃん」


「あぁ、今のところはそうさせてもらおう」


自分は差し出されたメアリージェーンの手を掴み、おもいっきり握った、どちらも笑顔のまま手の感覚がおかしくなるまで握ったあと、手を離して、4つの閉ざされた部屋まで向かった。


「さぁ、行くか」






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