幕間 リッカは今日も祈りを捧げる
今回は七聖天の顔だし回です。
私は七聖天筆頭、偉人ランキング一位、信仰のリッカ、今私は教会にて日課の一時間の祈りを神に捧げている、それも終わるころ、背中の神剣を抜き、背後の相手の首を切った、そのまま頭は落下━━せずにそいつは両手で掴んだ、ついでに言うと血は一滴も出てない・・・本当に不気味だな。
「・・・私の祈りの最中に近づいた者は警告無しで切ると・・・毎日聞かせているんだがね、七聖天 偉人ランキング二位 愛のアスカ」
「あはは!、ほんと男と見違えるイケメン度の少女だね、よいしょ」
アスカは笑顔で頭を人形のように切られた首に乗せてグリグリとすると、接着剤でも使ったわけでもないのにくっついた、いや接着剤とかでは治らんというか死ぬんだが普通は、アスカは見た目こそツインテールの少女、というかこんな異世界でアイドル、こっちでは踊る歌姫で通っている515歳という属性もりもりの怪物だ。
そして今のからくりは聖天シリーズ 聖天鎌アズライールの能力 死を近づける 遠ざける力で不死身・・・というのがアスカの言い分だが、本人から聞いたわけだが私は嘘を見抜ける、いわゆる生前からの第六感的なものでね、それで結果は嘘だ・・・だが私は別に気にしない、純粋な子供以外はここまで教会の道のりでさんざん聴いてきたものだからな。
「いやー、凄いねリッカの神剣は、確かアルセリオンだっけ?、世界に2本のみのランクEXの剣、いいなぁアスカも欲しいなぁ」
そう言いながらアスカは私に笑顔で鎌を振るってくる、当然その程度の攻撃私の神剣と私の技量では届くことはないが、防ぐのは疲れるな、少しでも当たったら死が近づき、心臓が止まるからな、やつの機嫌を損ねた末路を視界の端で見てきたからな、ざっと何十回ほど。
「心にもないことを言うな、耳が穢れる、それで要件はこんな無駄話をしにきたわけではないだろう」
「あはは、さっき勇者パーティーのアズマンドアとマエラのみが帰ってきたよ、今王のお城のアスカ達の会議室にいるよー」
「・・・それを先に言え」
私は一瞬でアスカの手足を落とすと、教会から出ていく。
「あーん、イケずー」
それでもアスカは笑顔だ・・・仮面のような、心を感じさせない
笑顔を浮かべている。
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「ところで、リッカちゃん」
私は青筋をたて、剣を抜き、アスカの頭に振り下ろす。
「次にちゃんつけたら細切れだ」
私は剣を背中の鞘にしまう、数秒後にアスカの頭が治ると再びアスカが喋りだす。
「ちゃの辺りで頭真っ二つになったけどね、でリッカ、戦うわけでもないのに聖天鎧とか暑くない?、今春くらいだけどそれでも暑いよ?」
私は風呂か寝るとき以外は鎧を身につけ、髪はこの金髪は神のだから腰までにしてポニーテールにしている、そしてこの鎧は聖天シリーズ、聖天鎧 ミカエル 能力は自身の身体強化と味方の防御力の上昇だ、聖天シリーズは全てランクA+++の物なので質も高く、戦闘の時に邪魔になりにくい、それに1番は壊れにくいことが私はこれを気に入っている。
「さて、あそこが目的の会議室だな」
会議室の扉の前には二人ほどの兵士が立っている、私達を視認すると敬礼の後に「どうぞ」という声の後、扉が開かれる、中に入ると、そこには他の五人の七聖天メンバーと二人の勇者のパーティーメンバーが立っている。
その中の1人が駆け出す。
「リッカちゃぁぁん!、会いたかったわよぉ!」
抱きつこうと近づくそいつを横にそれて避ける、私は不快感を顔に出しつつ、そのままそいつは閉められた扉に激突する。
「あいたた、もぉう、ワタシのラァブがまだわかってくれないみたいね、リッカちゃん」
「やかましいよ、貴方はもう少し落ち着きをもってほしい、それでは偉人ランキング三位、希望のメアリージェーンの名が泣くぞ」
長身痩躯でビジュアル系な顔立ち、そして左目を眼帯で隠し右目の金色の眼、別に眼が悪いわけではなく、左目が近視、右目が遠視というだけ、そしてその眼は聖天シリーズ、聖天眼 カマエル、別にオカマだからではない、偶然だ、そう、メアリージェーンは男なのに女のように化粧や喋り方をする七聖天でもかなりの変わり者だ、そしてアスカを除けば最年長でもあり、私自身も他の者からも信頼も厚い・・・何故か私にばかり話しかけてくることが多いが。
「うふふ、まぁ全員集まったんだし・・・アズマンドアちゃん、マエラちゃん、いろいろと聞こうかしら」
七聖天全員が用意された席に座ると、アズマンドアとマエラから話を聞いた・・・本当に裏切ったんだな。
「リッカ、残念でしたわね、彼のことは信頼していたんでしょ?」
「そうだな、それを言うなら貴方もだろ、わが子のように思っていたはずだ、リオネス」
偉人ランキング四位、知恵のリオネス、所持するのは植物を操る聖天杖アリエル、元々は人間側の神 モセス教が浸透する国 ミューテリア教皇国の司教だったらしい、知恵というだけあって20代前半でありながらかなりの知恵者で、底が知れない女性だ、ライガルのことは弟のように思っていたらしいが今はもう敵だ、対決のときに手加減━━するような人ではないことはわかっている。
「がははは!、正義の名のもとに殺す、我らは何時も裏切り者と魔族はそうしてきたんだろう!」
「お前の正義とやらは物騒だな、ランドリ」
この物騒な男は偉人ランキング五位、正義のランドリ、光や炎を操る聖天拳ウリエルの所持者、五年前に就任したが、正義と言ってるがかなりの強欲な野心家だ、正直信用はできんが扱いやすくはあるな。
「それで・・・これからどうするのぉ、ライガルの処罰、冒険の書を破壊したのはわかるんだけど・・・」
少しおっとりとしてる女性は偉人ランキング六位 節制のマクタン、冒険の書の核である人を蘇生する力を持つ聖天書 ラファエル戦闘能力はないがラファエルを唯一使える者のため何時もは教会で本を読んでいる。
「そうだな、メアリージェーンを向かわせることにするつもりだ、この中で索敵能力と隠密は高いほうだからな、何時ぐらいにたどり着ける?」
「数日はかかるでしょうね、あと、どうせなら他の皆みたいにメアリーちゃんって」
「言わないからね」
「━━それで終わり?、じゃあ僕早く帰ってゲームしたいんだけど」
「今までテーブルにつっぷして寝ていたお前が言うか、肩書きが本当に泣くねお前は」
このだらけきった男は偉人ランキング七位、勇気のタルトリリアほとんど声の受信と送信を行う聖天槍ガブリエルがあるからこの地位にいるやつだ、いや実際強くはあるんだが、毎年部屋に籠りマキナス機械帝国からくるゲームをやってばかりでいる、元の世界でいう引きこもりというやつだ。
「それじゃあ僕はもうこれでおいとまー、ふわぁ、さすがに10時に起きるのは久しぶりだったなぁ」
それだけ言ってタルトリリアは扉を開いてこの場から去った、本当にだらけきったやつだな」
「まぁいい、とりあえず今は様子見だ、メアリージェーン、頼んだぞ」
「わかったわ、それじゃあ今から向かうからチューを」
「しないしさせない」
「うふふ、本当に可愛い娘ね、じゃあ」
メアリージェーンは壁に立て掛けていた聖弓 メアリージェーンを掴み、廊下までいき、窓を開いてそこから聖法・・・いわゆるこちら側のみに普及する魔法と似た術であり、その中の光の翼が背中に生える飛行聖法で飛んでいった。
「・・・さて、私も何もしないで待つのは耐えられんからな、少しダンジョンに潜る、他は自由に、また何かあったら私が召集する」
残った四人が頷くのを見たら私もダンジョンに向かって出ていった━━ライガル、貴方は私が倒す、その辺のやつらにやられるとは思わないが待っているといい。
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