9話 ハルトは七聖天とアルス教団について考えた
ボルタレ●めっちゃ効きました( ´∀`)
その朝、眠い目をこすりながら、生徒会メンバーとウルロアとシエル、そしてシュラアさんと捕まえたカナが生徒会室に早朝に集まっている、今日は懇親会があるためこの時間ぐらいしかこのメンバーの話し合いができる時がないからだ。
まずシックの土下座から始まり、次に学院に二回も入り込んだアルスマグナというアルス教団について、カナから聞こうとしたが一向に口を開かないために今は保留に。
次にアルスマグナの壊滅、そして大司教の死について自分は話した、だいたい話終えるとシュラアさんが口を開いた。
「━━ふむ、七聖天の一人、弓の名手、確か アンリ・メアリージェーンという偽名のやつが今回大司教を殺したやつと」
「そうですね、シュラアさん、それとニャルラウトというアルス・パウロナの司教が今回のアルスマグナ設立の黒幕らしいです」
「・・えっと・・・、アルス教団とか七聖天ってなんですか?」
・・・あぁ、そういえば記憶がないらしいな、シエルは、それなら今話しておくのも良いだろうな、まわりのやつらも復習もかねて。
「あ、俺も知らないです」
「お前もかよウルロア、まぁ良い、まずはアルス教団からだな、いわゆる魔族の創造神、魔神とも言われるアルス・アルマデル・サロモニスという名前の神様を信仰するやつらだな」
「?、それならみかたではないんですか?」
「残念ながら違うな、あいつらは魔族でありながら供物という言い分で魔族を殺しているのさ、そして3つの勢力で構成されている、まず警戒度が1番低いらしいがどれもやばいことに変わりはないがアルス・パウロナ、さっき話していた教団だ」
「パウロナ・・、どういう連中?」
「そうだな、夜は睡眠をとる、あぁちなみに太陽が沈んだらだから7時くらいに寝てるらしいな、だから昼がおもな活動な点とかあまり殺しがないことから1番低いみたいだ、大司教の名はアザート、めったに顔を出さないからその補佐のヨグスというやつが教団を仕切っている」
「「ふむふむ・・」」
目をこすりながら丁寧にメモをとっているな二人とも、授業ももうちょっとそれくらいのやる気を見せてほしいところだ。
「警戒度二番目はアルス・ノヴァ、性行為とか気持ちよいことを推奨する教団らしいな、それを他者に強要して信者を増やしているかなりイカれた連中さ、大司教は不明、噂だとバアル様と同じ72の一種のみの悪魔の一人らしいがこの話はまた後ほどだな」
「性行為?」
シエルが首を傾げる、本当に純粋だなおい。
「最後に1番警戒度の高い教団、信者もかなり多い人にも危害を加えている、アルス・アルマデル、魔族を喰らうことを教義としているこっちもヤバい連中だ、今まで何十の魔族と人族の村や町が滅んでいる、こっちも大司教は謎、本当になんの情報もなしさ・・・さて、ここまで言ってきたがどれも共通するのは魔神アルスの現世に降臨させることだ、それだけは変わらない」
「はえー、そんなのがいるんか、それで七聖天ってなんだ?」
「・・・それは知っておけよウルロア、エボルヒューマ大王国を守護する人間にとって大切なやつらの、偉人ランキング7名が結集したのが七聖天だ、そいつら各々に聖天シリーズと呼ばれる物を所持していて魔族を多く狩ってきた自分達の強敵だな、まぁその中の内の2名は戦闘能力を持たないが、ちなみに言っておくと人間だった頃の自分のランキング順位は8位だ」
「なるほど・・・ふわぁ」
メモを書き終えるとシエルは瞼を下ろしてそのまま床に倒れて寝てしまった、続いてウルロアも、まぁこんな時間だからな、しょうがないか。
「さて、懇親会はどうするかだが」
「今日はお前らは寝ろ、侵入の件もあったからな、学院は休みにする」
「ありがとうございますシュラアさん、俺━━自分も少し眠いです・・あぁ最後に一つ聞きたいことが」
「なんだ?」
自分は眠気に耐えながらシュラアさんを見る。
「・・・もしかして自分と同じ元人間の魔族がいましたか?」
「━━そこまで至った経緯を知りたいな」
「自分を学院に入学させたのは考えた結果、一つは扱いやすい立場に置きたかった、2つ目は自分に対しての何かだとわかったんですか、それがわかりませんでした、入学当時は・・・でも見てしまったですよ、あれを」
「・・・ラインハルト、貴様・・・」
「小さな写真入れ、鍵をかけ忘れていた引き出しが開いていたので覗いてたら見たんです、魔化の杯を手にして笑いあっているシュラアさんともう一人の・・・人間」
「━━」
シュラアさんは静かに目を閉じ、青筋を頭に浮き出してしばらく黙っていると・・・だいたい3分後に再び口を開く。
「━━1つ目は正解だ、2つ目は・・・そうだな、俺にも昔は人間の友がいた、そいつは今はもう・・」
シュラアは上着を脱ぎ、背中を見せる、そこには大きな切り傷があり、また上着を着なおした。
「そいつは涙を流しながら俺の背中を切り、姿を消した、もう100年も昔の話さ」
「・・・すみません」
「謝るな、俺が話したことさ」
「では、自分はこれで、お疲れ様でした・・・また頼らせてもらいます」
それだけ言うとウルロアとシエルを担いでこの場から去った。
「・・・学院長」
心配そうにアリアンナが近づく、が、何も言えず口をつむぐ。
「・・・ミューラ」




