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この星に生まれて  作者: omochi
二章 本格戦争
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二十七話 胎動

 全身を漆黒で包んだアルビノの青年、王下十二武牙・一牙にして神眞である夜月は眼下に映る人々の社交パーティーを眺める。

「始めるか。」

夜月はボソッと言った。


 蛇紫はセシュとともにパーティー所を歩く。フード付きローブという場違いな服装で巡回する姿は一言で表すと不審者である。

「あーあ。まだ始まんないのかな。」

蛇紫は退屈そうに言った。


 「蛇紫のやつ、遊びに行ってるやん。」

時廻が言った。

「時廻、あなたまさか行くんじゃないでしょうね。」

誓紡が笑顔で言う。

「まあまあ、落ち着いてくださいよ。」

はかなげな声で祈璃が言った。

「。よだうそ」

反裏も同意した。


「退屈だ。」

死後の世界で羅刹はそう、一言言った。

「何故俺は受肉できないのか。そうは思わないか?」

全身を血だらけに染めて絶命している男に羅刹は問いかける。だが、返答はない。

「忘れられたか。いや、俺が斬撃を食らわせたことにより死が促進したか。」

死後の世界にも寿命はある。その寿命は人々の記憶の因果する。故に、人々に忘れられるとともに人は死ぬ。その点では、凶悪犯罪者は死なないのだ。皮肉なことだろう。

「雷の小僧が適応か・・・唆るな。」

羅刹は不敵に笑った。


「前方に敵発見!アルバルト殿!」

視界に映った青年に驚きながら伍長は言う。

「分かった。」

幽体(マン)有体(パワー)

幽体が即座に模倣されていく。あっというまに、数十数百の即席軍隊が出来上がる。

「僕の名前は陽影。」

青年がしゃべる。

「よろしくね。」

と。




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