二十四話 会議
王下十二武牙が総合博物館を襲う一報が入った時、世界警察内部は慌ただしく動いていた。
「どうする?護衛の者を!」
「中止すればよいのでは?」
「そしたら、奴らの狂乱は民衆に向かいかねん。なにより、要人が怒り狂うぞ。」
「では、護衛を・・・」
「五帝智核の【闇より黒く】の暁殿が手を上げている相手だ!護衛など、意味のないものだ!」
「どうするんですか!?」
「・・・世界警察を数万規模で投入する。質より量だ。」
「肉と銃弾(Meat and bullets)。」
アルバルトが言った。
「さらに、とある能力者はこういった。「量をこなしていないやつに質を語る権利無し」と。」
「と・・・?」
「つまり、私が言いたいのは完全武装の兵士を私が模倣し、解き放つ。」
会議室がどよめいた。アルバルト・フェルドの能力は「幽体有体」系統から言うと、特殊系である。
解説が遅れたが、この世界の能力、個々に刻まれている固有術式(炎や黒など)が大きく六つに分かれる。
最も人数が多い、「元素系」カイや蒼、ダニエルと玲はこの系統である。
次に、「身体系」身体能力を上げる術式で、判りにくいが狩喰もこの系統である。
三つ目、「医療系」回復などの補助に特化した術式系統。蒼はこの「医療系」も重複している稀有な存在である。
四、「特殊系」この三つでは括れない特殊な術式系統を指す。
「精神系」は精神に異常をきたさせる系統である。楽響はこの系統にも属す。
最後に「概念系」もっとも高度な術式系統であり、この世界において最も稀な存在だ。例を挙げるならば、「暁」及びその他の神眞。又、それぞれの系統が真骨頂まで上り詰めると概念系となる。
話が逸れたが、会議ではアルバルトの提案に異議を成すものはいなく、そのまま可決された。




