二十話 神の集い②
「は?」
虚無空間で遥は疑問詞を口から出した。
「先生、ここはどこだ?」
遥が暁に問いかける。
「解らない。多分、精神空間だろ。」
「なぜ・・・カイたちは?」
「解らない。」
暁は繰り返す。
「だれの世界かも解らないんだ。」
「教えてあげようか?」
黒色に金の縁取りをした如意棒を持つ群青色の髪をしている青年が言った。
「遥!下がれ!」
暁が陽影に向かって言う。
「ひどいなあ。ここでは今攻撃など無理だよ。」
暁は信用しない。
「ま、そりゃそうか。簡単に言うと、ここは神眞だけが集められた虚無空間。制作者は団長さ。」
「団長?」
「ああ。又の名を天逆・・・いや、眞天か。」
「あ~あ。めんどくさい空間来ちゃったな。」
そう軽々しくいう紅白のジャージに大型の手裏剣を二つ持つ男に暁は深い戦慄を覚えた。
「楽響、すぐ終わるだろ。」
と陽影。
「世界の崩壊とかどうでもいいんだけどさ、さっさと出してくれない?ボクもう嫌なんだけど。」
そういうのは紫色の髪を一括りし、紺色のフード付きローブを着ている少女(?)だ。
「君誰?」
と陽影。
「ボクからしたらあんた達もだれ?なんだよ。」
少女が言う。
「あーじゃあ自己紹介でもする?」
「クラス替え?」
「ま、いいや。ボクは毒の神眞。蛇紫と呼んで。」
「僕は、影の神眞。陽影。」
「俺は、音。楽響。」
「そちらのお二方にも紹介願おうか。」
「というか、俺って神眞?なのか?」
「君?神眞だよ。じゃなかったら入れないもん。」
「それなら、星の神眞だ。遥。」
「俺って黒の神眞?」
「いいや。君は虚無の神眞だよ。」
「?」
「呪いの影響というわけ?」
と蛇紫。
「そうさ。」
陽影が答えた。
「後もう少しで神眞が揃う。無駄口をたたくな。」
こいつは・・・絶対やばい!陽影よりも!格段に!暁の警笛がその発言者に最大音を鳴らした。




