表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この星に生まれて  作者: omochi
二章 本格戦争
19/32

十九話 神の集い①

 王下十二武牙の視線が端正な青年にくぎ付けになる。黒のスーツ姿で、個性的な王下の中では目立ちにくい服装である。だれがこの人物が極悪非道の盗賊の長と思おうか。その長が口を開いた。

「今回、とある場所を襲撃する。」


その一言だけで、

王下十二武牙の全員が息を呑んだ。

空気が張り詰め、

胸の奥がざわつくような興奮が走る。


「待ってました。」


楽響が口角を吊り上げる。

その笑みは、音もなく人を殺す刃のように冷たい。


団長は視線を動かさず、淡々と告げた。


「そこは――国際全品美術館だ。」


一瞬、静寂。

次の瞬間、王下の何人かが小さく笑った。


轟破が舌打ち混じりに笑う。


「ははっ、よりによって世界最大の美術館かよ。

派手にいくじゃねえか、団長。」


舞鶴は扇子で口元を隠しながら微笑む。


「国際全品美術館……

世界中の宝物が集まる場所。

それを襲うなんて、まるで戦争の宣言ですね。」


陽影は興味深そうに目を細めた。


「へえ……

あそこは各国の防衛魔術が重ね掛けされてる。

普通なら不可能じゃない?」


団長はわずかに視線を上げた。

その瞳は、底の見えない深淵のように静かだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ