表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この星に生まれて  作者: omochi
二章 本格戦争
18/32

十八話 王下十二武牙

 鉄骨が浮き彫りの廃ビルがかの有名な王下十二武牙の拠点であるとは夢にも思わないだろう。雨漏りが起き、居心地の悪そうなビルだ。

「そういや、四牙殿が出動したらしいじゃん。舞鶴(まいづる)、どう思う?」

右に白色でG、左に赤色のBと書かれた黒ジャンに、金髪の男が問う。

「どうもこうもないですよ。」

舞鶴と呼ばれた巫女姿の日本美女が答えた。

「ははっ。模範解答だ。」

「おい、轟破。いくら俺だと言っても男女の仲睦まじい姿を見せられちゃあ、妬いちゃうよ。」

「三牙殿。」

「やあ、」

三牙殿言われた楽響は妖しい笑みを浮かべる。

「そういや、陽影が殺人しかけたよ。」

「いつも殺人してません?」

「気にしない気にしない。」

「失礼だなあ。楽響。」

陽影が楽響の肩に手を置いた。

「あ、ごめん。」

全く思ってなさそうな声で楽響が言った。

「あ、そこそこ集まってる?」

狩喰がゆっくりと歩む。

「少し遅かったか。」

無骨な大男が言った。

鉱我(こうが)!」

と楽響。

「どうなっとんのや。王下が一堂に会すんなんて。何年振りや?」

カラフルなピエロが言う。

妖狐(ようこ)じゃん!」

いつの間にか来ていた癒医が言った。

「姉貴!」

と妖狐。

「二人は相性いいからね。」

と狩喰。

「確かに、あいつが操って、妖狐が化けたらわからないな。」

鉱我が言った。

「フォオアー。ねっむ。」

盛大な欠伸をかましながら白装束で帯に二本のハンマーを差ている青年が歩く。

「健康に悪そう。」

と陽影。

「・・・疲れた。」

空手着を着た黒髪の男が言う。

「同意だな。」

黒色のハイネックに黒のズボン、黒のマフラーを巻いている背が高いアルビノの青年が言った。

「一牙も来たことだし、あとは団長だけかな。あ、そういえば水銀は?」

「殺した。無能だったからな。」

淡々と告げる癒医。

「ふ~ん。」

陽影は興味なさげに言った。

「静かにしろ。」

その一言で空気が張り詰め、猛者でさえもが口を閉じた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ