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希望を抱きし者  作者: 夜海 来火
第6章 アメリカ都市防衛戦
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59話 春香の異変

サナと謎の人物が戦闘を繰り広げていたその頃、地上に降りて来たエイリアンたちと0班の班員が戦闘を開始しようとしていた。


「総員戦闘開始!一匹も残すな!」


ティアルはそう言うと、カイが戦場へと飛んで来た。春香はカイの方向に振り向き問いた。


「カイ!大丈夫なの⁉」

「あぁ、すまないな。もう大丈夫だ」


カイは両腕を刃に変化させ、0班とともにエイリアンに攻撃を仕掛けに行った。


激しい攻防が続く中、突如、春香の右腕が黄金の光を放ち出した。

輝かしいその光を見た春香はぼそっとつぶやく。


「なんだが、力が湧いてくるような?」


そんなことを思っていた春香の真後ろから、ビームソードを構えたエイリアンが攻撃を仕掛けていた。しかし、春香は右手を背後に向け、背後に黄金の壁を形成した。


その壁はエイリアンの攻撃を防ぎ、春香は右手から黄金のエネルギー波を放ち、壁ごとエイリアンを吹っ飛ばした。


「なんだ⁉」

「何が起こっている⁉」


0班たちはそう言っていると、ラルフが春香の姿を見てつぶやいた。


「またあの黄金の力か。一体あれは何なんだ⁉」


ラルフたちがそんなことを言っている間に、エイリアンはほぼ春香によって全滅していった。


エイリアンを全滅させた0班たちに春香は上を見上げて問いかける。


「このまま、大艦隊を撃ち落としますか?」

「そうだな。大艦隊を撃破すれば、我々人類の勝利だ」


ティアルはそう言ったが、ラルフが反論した。


「いや、撃ち落とすのではなく、大艦隊を全員で見張るんだ」

「なぜだ?」

「大艦隊を出現させたのも、大艦隊を消したのも、アルファエイリアンのチサルが使っていたホワイトホールでそれを行っていた。つまり、0班の中に裏切り者がいるか、10人目のエイリアンの武器を扱うことができる奴がやったか」

「誰がやったのか、確信はないということだな」

「そうだ、すまないが、心から信用はできん」


ラルフはそう言うと、0班はその場で固まりついてしまった。



そして、時同じく、サナを倒した謎の人物の下にヴァン兵長が立ちはだかっていた。


「そうかお前か、大艦隊を出現させたのは」

「……」


謎の人物は黙ったまま、ヴァン兵長の背後へと瞬間移動した。

ホワイトホールをくぐったのだ。


「俺はな、人の問いかけに対して無視するっていうのがーー」


ヴァン兵長はそう言いながら、背後を振り向き、謎の人物と向かい合った。

しかし、謎の人物は上半身だけをヴァン兵長の背後に瞬間移動させ、攻撃を仕掛けていた。


しかし、ヴァン兵長はそのまま回り続け、一回転した状態で再び謎の人物と向かい合った。


謎の人物のビームソードによる斬撃を避けたヴァン兵長は謎の人物の右肩に剣を突き刺した。


「ーー誰よりも嫌いなんだ」




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