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希望を抱きし者  作者: 夜海 来火
第6章 アメリカ都市防衛戦
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54話 ルヴァム

2092年10月20日、午前10時。


突如、アメリカ軍都市の上空にエイリアン軍の大艦隊が出現した。ヴァン兵長率いる戦闘特殊部隊0班は、大艦隊に装着されている大砲の破壊を指示され、0班の活躍で大艦隊の大砲は全て破壊された。

しかし、大砲を破壊したヴァン兵長に襲いかかって来たのは、奪還作戦で倒したはずのルヴァムだった。ヴァン兵長は何とかそのルヴァムを撃破したものの、また新たなルヴァムがヴァン兵長に襲いかかる。そして、ヴァン兵長はルヴァムとは何体もいることに気づいた。しかし、気づくのはもう遅く、ヴァン兵長の上空に50体ほどのルヴァムが抜刀していた。



「同じ顔が何体も……気持ち悪りぃな」


50体のルヴァムを見上げたヴァン兵長はそう言うと、目の前にいるルヴァムが抜刀しながらヴァン兵長に言う。


「貴様デハコノ数ニハ太刀打チデキンダロウ。ソレニ我々ルヴァムハ思考ヲ共通シテイル。貴様ノ戦闘スタイル、シグサ等ハ全テ把握シテイルノダ。万ガ一ニモ貴様ノ勝利ハ無イ」

「こっちも一人だけでは無いんでな」


ヴァン兵長はそう言うと、ヴァン兵長の近くに0班の班員とカイが現れた。


(奴らルヴァムは俺以外の情報はあまり持っていない。それにカイの情報も持っていないとすれば、倒せるかもしれん)


ヴァン兵長はそう思うと、班員たちに指示した。


「こいつらを倒さぬ限り、アメリカは侵攻される!何としてもここで倒せ!テルマ、お前は遠距離部隊に大艦隊への攻撃を指示しに行け!」

「「「了解‼」」」


テルマは下降して行き、ヴァン兵長は目の前のルヴァムに攻撃を仕掛け、0班たちとカイは上空にいる50体のエイリアンに攻撃を仕掛けた。


その中、カイは両腕をキャノン砲に変形させ、次々と強烈な一筋のレーザーを放ち、ルヴァムたちの身体を貫いていった。


「ッ‼天野後ろだ‼」


ラルフはそう春香に叫んだ。春香の背後から一体のルヴァムが襲いかかってきていたのだ。しかし、そのルヴァムの顔面を一筋のレーザーが貫き、そのルヴァムは地上へと落ちて行った。


「大丈夫か?春香」

「う、うん……」


春香もこの時に気づいた。カイの記憶が戻っている。と。

一体なぜ記憶がいきなり戻ったのか、それはまだわからなかった。


「ホゥ、ナカナカ強イ、ヤハリ50体ダケデハ倒ナサソウダ。ナラバ」


一体のルヴァムはそう言うと、一斉に何体ものルヴァムが地上へと急降下してきた。


「地上ニイル、無能ナ奴ラヲ狩ル」

「ちっ!地上に行かせるな‼」


ヴァン兵長はそう指示すると、カイがルヴァムよりも速く地上まで急降下していった。

地上に辿り着いたカイは、上空に右腕を上げ、右腕を巨大な大口径のキャノン砲に変形させた。


「みんな‼避けろ‼一気に蹴散らす‼」


カイはそう合図し、0班たちはルヴァムから離れた。すると、カイは急降下してくるルヴァムの大群に向けて、強大なレーザーを放った。


その強大なレーザーは全てのルヴァムを飲み込み、全滅させた。









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