43話 拷問
カルラ兵長の活躍で、ペルラスを撃破した春香たちは西援護班とともにその場で休憩を取ることにした。
一方、東援護班とアーテム大佐たちもルヴァムを追い詰め、ヴァン兵長はルヴァムに拷問を始めようとしていた。
「さて、何個か聞きたいことがある。死にたくなかったら答えろ。朱谷カイはどこにいる?」
「フッ、朱谷カイナド知ラヌ。ダガ、地球人ガ我々ニ捕獲サレタノナラバ、その地球人ハ解体サレルカ、我々ノ兵器ニナルトイウコトダ」
「兵器になるっていうのは、どういう意味だ?」
「ソノママノ意味ダ。キット今ハBOXノ中デ眠ッテイルダロウ」
すると、ヴァン兵長は立ち上がり、歩き出した。
「アーテム!サナ・フレシス!俺についてこい!他の班員はルヴァムの拘束を続け、拷問を続けろ」
「「「「了解」」」」
そう指示したヴァン兵長はアーテム大佐とサナを引き連れ、ある場所に向かおうとしていた。
そのころ、指令室ではチサルが出撃の準備をしていた。
「チサル様!モシアナタガオ亡クナリニナサレタラ指示ヲ出ス者ガイナクナリマス!」
「奴ラハ我々ノ手デ必ズ……」
「お前たちは奴らの居場所を特定しろ。それだけで良い。さっさと動け」
チサルの出撃に反対する部下達がいたが、チサルは冷たい一言で部下達を黙らせた。
黒いジャケットのような衣類を見にまとい、白いマントが背中を覆い、装備を完了したチサルは部下に尋ねた。
「居場所は特定できたか?」
「ハ、ハイ!Bブロック27番デス!」
「わかった」
すると、チサルの姿は瞬間移動するかのように消えてしまった。
そのころ、休憩を取っていた春香たちはそろそろ移動を開始しようと準備していたそのとき、春香たちにある声が聞こえてきたのだ。
「逃がさんぞ。地球人」
春香やカルラ兵長は真上を見上げた。そこにはさっきまで指令室にいたはずのチサルの姿があった。
「また敵か」
カルラ兵長はロケットランチャーを構え、春香やティアルやマリアもそれぞれ武器を構えた。
「俺たちと同じ言語をペラペラと話すとこを見ると、どうやらアルファエイリアンのようだな」
「また戦うしかないようだな」
カルラ兵長やティアルはそう言っていると、チサルは右腕の袖をまくり、機械でできた右腕を見せつけながら言った。
「これ以上、“あの方”の邪魔はさせない‼」




