39話 新たなる侵入者
「チサル様ノ命令ダ、ジョーカーヲ出スゾ」
「ジョ、ジョーカーヲデスカ⁉」
白衣を見にまとった一般エイリアンたちはそんなことを言いながら、先ほどラルフが倒れていた実験室へとやってきた。
「本当ニ出スンデスカ?」
「命令ダ、早ク鍵ヲタ渡セ」
一人のエイリアンはビクビクしていて、もう一人のエイリアンはビビらずBOX7を開けようとした。
そのころ、指令室では……
「実験班の二人がBOX7を開口しました」
「そうか、これで奴ら侵入者が潰れるのも時間の問題か」
「しかし、たった今入った連絡によると、小艦隊はまたも全滅!小艦隊発進西ゲートと小艦隊発進東ゲートから、それぞれ地球人の援軍が侵入してきたとのことです!いかがなさいますか⁉」
「ルヴァムは今どこにいる?」
「ルヴァム様は今、ペルラスと交戦している以外の侵入者を捜索しています」
「なら、ペルラスが死んだときには」
そう言うと、チサルはビームソードを手に持ち答えた。
「僕が戦場に行く」
そのころ、東ゲートから何人の地球人が侵入して来ていた。そのうちの一人はヴァン兵長だった。
「囮班、これより突入班の援護を開始する!」
「了解!」
一方、西ゲートからはカルラ兵長率いる囮班が援護しに来ていた。
「目標は敵を少しでも殺することだ。わかったな?」
「了解!」
そのころ、サナとアーテム大佐は皆と合流するためとある通路を歩いていた。だが、途中、前方なら殺気を感じたアーテム大佐はずっと先を見つめていた。
すると、通路の奥に黒い点が見えて来たのだ。そのまま黒い点を見つめていると、あることに気づいた。
何かがこちらに向かって飛んで来ていると。
そのことに気づいたアーテム大佐はジェット機で逆の方向に飛んで行った。サナもアーテム大佐について行くように飛んで行った。
サナはアーテム大佐に問いかけた。
「なぜ逆の方向に飛ぶんです⁉」
「また奴だ!こっちに向かって猛スピードで飛んで来たやがる‼」
サナは後ろを振り向くと、50mくらい後ろからルヴァムが猛スピードで滑空して来ていた。
「目標補足。絶対ニ逃ガサン。地球人」
ルヴァムはそう言い、アーテム大佐とサナに向け、物凄いスピードで追いかけて行った。




