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希望を抱きし者  作者: 夜海 来火
第4章 朱谷カイ奪還作戦
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33話 BOX4

大艦隊内部に侵入した突入班であったが、ベーターエイリアンのルヴァムと遭遇。ルヴァムから逃走すると同時にバラバラになってしまった。アーテム大佐とサナはさらにアルファエイリアンのキャノルと遭遇。戦闘を開始し、アーテム大佐は無事にキャノルを撃破する。




「……侵入者か?」

「オッシャル通リデゴザイマス」


エイリアン軍幹部の一人、アルファエイリアンのチサルの部屋に一人の一般エイリアンが報告した。


「地球人ト思ワレマスガ我々ト同ジヨウナ武器ヲ使ッテキマス」

「我々と同じような武器か」

「ドウイタシマスカ?」

「ルヴァムはどこにいる?」

「ルヴァム様ナラ侵入者ト交戦中デス。この報告ガ来タノハ、ルヴァム様カラナノデ」

「なら奴をBOX4(ボックスフォア)から出せ、これは緊急事態だ」

BOX4ボックスフォアト言ッタラ、アレヲ出動サセルノデスカ⁉」

「緊急事態だと言っただろう?あの、“ガンマエイリアン”を早く出すんだ。わかったな?」



その頃、ティアルと春香は合流し、他の班員とも合流するため、目的である朱谷の部屋を探していた。


「この大艦隊、見かけの割に内部は広いわね」

「む、扉があるな。扉の向こうは部屋なのか?」


ティアルと春香は扉を開けると、扉の向こうは何やら訓練場のような歪な形状をした建物などがあった。


「何かの訓練所のようだな」

「ねぇ、かすかにさっきから聞こえない?」

「何がだ?」

「その、何だろ?ドドドドドって」


春香の言うとおり、微かにドドドドドと聞こえるのがわかったティアルは真上を見上げた。


「上だ‼‼」


すると、上から何かが物凄い勢いで落ちて来た。春香とティアルはその何かを避けたが、それは大量の水だった。滝のように流れていたのだ。


「水?」

「待て!水と一緒に何かが落ちて来てる‼」


ティアルはそう言うと、滝の中から何体もの一般エイリアンが現れた。

春香は武器である刃がエネルギーでできた槍を構え、ティアルは二つのレーザー銃のような物を構えた。


「目標ハ二体‼殺セ‼」


一体のエイリアンがそう言うと、何体ものエイリアンは春香たちに襲いかかった。




一方、ある実験室のような場所で4と描かれている扉を恐る恐る二体の一般エイリアンたちは開けた。

扉の向こうは小さな部屋で、小さい男の子が鎖で手足を拘束されていた。


「起キロ、ペルラス。オ前ノ出番ダ。今カラ侵入シテキタ地球人ヲ殺スマデ、オ前ヲコノBOX4カラ出シテヤル」

「コ、殺スノハ侵入者ノ地球人ダケダゾ……?俺タチハ……」


「……殺ス」


扉の向こうにいた男の子は口から黒い触手を吐き出し、その触手は一体の一般エイリアンの鼻と口から体内に入って行った。


「ウゴゴッ‼‼ゥウッ‼ガォェウッ‼‼」

「ヤ、ヤメロ‼」


そして体内に触手を入れられたエイリアンは破裂するように粉砕し、辺りに血が激しく飛んだ。


「今、鎖ヲ外シテヤルカラ、ジットシテロヨ!」


もう一体のエイリアンは慌てた様子でそう言い、壁にある鎖を解除するボタンを押した途端、そのエイリアンの身体に何本もの触手が絡みついた。


「バイバイ」


その触手はきつく締め付け、そのエイリアンは口から内蔵が飛び出るほど締め付けられていた。


「ア、アガッ‼」


そのまま倒れ込んだエイリアンを放っておき、鎖が解除されたガンマエイリアンは歩き出した。


「ミーンナ、殺ス」







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