表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/29

温泉と熱燗

 前回のあらすじ


 レイの必殺技で、極寒地帯になった。

 レイの必殺技で、キャンプ地が南極と化した次の日。


 無理矢理な気候変化の影響は、まだ続く。猛吹雪が収まらず、ホワイトアウトが起きて視界が悪い。キャンプ地は、本気で荒れ狂う極寒地帯だった。


 「力技で天候を回復させると、余計に被害が出ますよ?」


 と、レイが言うので、自然に回復するのを待つ事になった。どうやら、今夜までに収まるらしい。

 

 火災を抑えキャンプ地を守ったけど、大量の降雪により建物は倒壊し、テントが潰れてしまった。そのため、部屋の代わりとしてカマクラを大量に作り、どうにか過ごしている。


 とは言え、やはり寒い。冷気耐性の無い者などは、天候異常の影響を受けていない森の中に避難している。


 そんな猛吹雪の中、きねとワンコ、ベルの3人は急ごしらえの露天風呂に入っていた────

 

 ────

 

 降り続く雪を眺めていたベルが、急に何かを思いつたらしく、誠志郎たちの前で熱く語り出す。


 「冬と言えば温泉! そして熱燗。 (わたくし)、雪を見ながら、お風呂に入りたいですわ。皆さん、露天風呂を作りましょう!」


 「ふむぅ、悪くないのう。よかろう、手伝うのじゃ」


 「なるほど、ベルにしては珍しく良い事を言いますね。雪見風呂…………えぇ、何とも素晴らしい。私も手伝いますよ」


 「ちょっと待って、吹雪の中で風呂に入るの? 風邪ひくから止めた方が良い」


 「くっはっはっ、我らは冷気耐性があるのじゃぞ。寒さなんぞ気にせん」


 「ご主人様、その通りですよ。心配無用ですから、一緒に雪見風呂を楽しみませんか?」


 「はぁ、しょうがないな。もう止めないよ、頑張ってねぇ~。あっ、それと俺は止めておく、いくら何でも寒すぎる」

 

 結局、誠志郎の制止を振り切って、ベルたちの露天風呂作りが始まった。


 まず、地面に大きな穴を開ける。


 次に、大量の雪を穴に放り込む。そして熱を加え、お湯にする。


 最後に、目隠しとして雪壁で周囲を囲む。


 吹雪の中で行われる土木工事は、本来ならば重労働。しかしながら、ベルたちの熱意は凄まじく、10分位で完成させてしまう。


 ────


 そして今、3人は熱燗を飲みながら、念願の雪見風呂を楽しんでいる。


 のぞき防止のため、レイとドラコが露天風呂周辺を見回っているが、念のためワンコときねは水着を着ている。しかし、レイは堂々と裸で入浴していた。

 

 そんなレイに、ワンコは呆れた感じで話しかける。


 「はぁ~、あのですね、少しは隠しなさい。恥ずかしくないのですか?」


 「おほほほ~、(わたくし)、見られて困るほど貧相な体をしていませんわよ」


 「へぇ~、そうですか。良かったですね。まあ、私よりも胸が小さいですけど」


 「ぐぬぬっ、駄犬さんのタレ乳と違って、(わたくし)は張りがあって形も良いですわ!」


 ザッバァーッと、湯舟から豪快に立ち上がり胸を張って、ベルは高笑いをする。しかし、直ぐに吹雪で体が雪まみれになり、慌てて湯船に戻った。


 「へくちっ! はぁ、よく降る雪ですわね。ワンコさん、熱燗を取ってくれます?」


 「…………」


  ベルをを完全に無視したワンコが、ムニムニと自分の胸を触りながら思い悩む。


 (…………タレ乳ですかぁ。むむむっ、やはり少し…………。いえ、大丈夫。気のせいでしょう)


 吹雪は続くが、きねたちの入浴は終わらない。まだまだこれから、と言った感じで雪見風呂を楽しんでいる。


 


 


 


 


 




 


 


 

 次回予告、きねとワンコ


 「我の入浴シーンが、書かれていないのじゃ!」


 「そうですねぇ。でも大丈夫ですよ。次回も雪見風呂の続きですから」


 「おぉ、それは良いのう。まだまだ湯を楽しもうではないか」


 「コホン、それでは、次回予告、雪見風呂の続きです」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ