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きみと青いそらを永遠に見られますように〜本名を名乗れない迷宮で、私は大切な人を失うたびに時を遡る〜  作者: 福サーモン


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ep3 フレアの力

ちょっと待って、勝手に戦闘開始とか聞いてない。


【概要ステータスを表示しますか? はい・いいえ】


私は心の中で「はい」と唱えた。


【コードネーム・ルミナスエリーゼ・レベル一〇・体力一〇〇・知力一〇〇・魔力一〇〇・魔法適性・火・光・スキル・タイムパラドックス】


「ルディアは見れた? 概要ステータス」


「うん、見えたよ、凄いねこれ」


「エリーゼ、ルディア! ゴブリンがくるよ!」


フレアの声が響き、私とルディアはゴブリンを視界に入れる。


ゴブリンはルディアを狙い勢いよく木の棒を投げつけてきた。


「避けて!」


「ハッ!」


ルディアは何とか避けて無傷。魔法が使えるらしいがどうやって使えばいいのかがわからない。


「フレア、魔法の使い方って知ってる?」


「たぶん、使いたい魔法を想像すればいいんじゃない?」


使いたい魔法を想像する、か。


『グオオ!』


「なんで私ばっかり狙ってくるの?! 弱そうだから? ねえそうなの?!」


私は目を閉じ、手に力を集中させ、大きな火の球体を想像した。


目を開けると、手から大きな火の球体が出来上がっていた。


「出来た……」


「エリーゼ、撃って!」


「うん!」


私はルディアを狙うゴブリンに狙いを定める。


「当たれ!」


火の球体はゴブリンに向かって放たれ、速度を上げて近づいていく。


「ルディア、避けて!」


「へ?!」


ルディアはぎりぎりで火の球体を避けた。火の球体はゴブリンに無事命中し、灰になって散った。


【ルミナスエリーゼ・ゴブリン討伐・レベル一一にアップ・体力一一〇・知力一一〇・魔力一一〇】


「モンスター、倒せた、私」


「凄い! エリーゼありがとう!」


「どういたしまして」


「ルディア、エリーゼ、まだ終わってないよ!」


あ、一体倒せた喜びで忘れてた。まだいたのか!


「エリーゼ、今度は私が倒していい?」


「わかった、ルディア、頑張って!」


ルディアは「うん!」と笑顔で頷き、目をゴブリンに向ける。


『ガオオ!』


ゴブリンは木の棒を構えてルディアへ接近する。対してルディアは右手をゴブリンに向けて魔法を放つ準備をしている。


「いけっ!」


ルディアの右手から、強い光が放たれた。放たれたが……。


「それ、攻撃魔法じゃない! フラッシュだよ!」


フレアが間違いを指摘し、ルディアは焦った様子で口を動かす。


「え?! 想像間違えた?!」


『グオオ!』


ゴブリンは一瞬ひるんだものの、すぐに動きが正常に戻り、ルディアに向かって木の棒を振るった。


ルディアは避けきれないと判断し両手で顔を隠し、守りをとる。


「ルディア!」


ゴブリンの攻撃がルディアに当たり、勢いよく飛ばされた。


「痛いっ!」


「「ルディア!」」


あのゴブリン、小さいのに強い。


「今度は私の番だよ、ゴブリン! エリーゼ、私やっていい?」


許可制なのこれ? そんなことを思いながら私は首を縦に振る。


フレアは私の確認を済ませた後、ゴブリンに接近し、ゴブリンの目の前まで近づいて、魔法を放った。


「フラッシュ!」


『グアア!』


フラッシュで目を封じた後、フレアは右手を下から上に振る動作をし、声を上げた。


「土壁!」


すると、ゴブリンの下から大きな土の壁が出現し、ゴブリンに命中。勢いよく上へ弾け飛ばされた。


『ガァアア!』


「お! ゴブリン倒せたよ! ルディア、怪我とか大丈夫?」


「うん、ありがとうフレアちゃん、にしても」


私とルディアはお互い目を見合って、言った。


「「つっよ」」


ハモった。

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