↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
きみと青いそらを永遠に見られますように〜本名を名乗れない迷宮で、私は大切な人を失うたびに時を遡る〜  作者: 福サーモン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
17/18

ep17 高原エリア

「ねえエリーゼ、あのモクロって人さ、似てない?」


ルディアが食料調達の休憩中、私にだけ聞こえる声で話しかけてきた。


どうやらルディアも薄々感じていたようだ。


「似ている、って、……うん、言いたいことはわかるよ、ルディアもやっぱりそう思うよね」


私は寝ているモクロに視線を預ける。


「ルディア、エリーゼ、何の話してるの?」


フレアが間に入ってきたので、どう答えるべきか悩んでいたら、ルディアが口を開いた。


「私たちの友達に、あのモクロさんっていう人が似てるよねっていう話をしてたんだよ」


説明完璧だよ。


「へー、そうなんだ」


すっごい興味なさそうな顔して言うな。


 似ているって言っても、顔も身体も全く違うから本人ではなさそうなんだよな。ただ似ているってだけかな?


「よーし、休憩終了だな! 食料調達再開だよ!」


そんなことを考えていたら、モクロさんが目を覚まして休憩終了の合図をした、今のところ全く食料らしきものを見つけていない。危機感すら覚えてきた。


「さっきと同じ班で動くことな、何かあったら私のスキル『魔法通話』で対応するからな、すぐ呼んでくれよ」


モクロさんは集団を四人班に分けて動かしていた。私たちはモクロさんとなせか一緒に行動することになった。


「なんでモクロさんは私たちと一緒に着いていくんですか?」


「な……、それはエリーゼたちは強いと思ったからだぞ、魔物と闘ったことあるんだろ? だってそうじゃないと魔物がいるってなんでわかるんだよって話になるからな!」


あと、モクロさんにはスキル、『魔法通話』で定期的に連絡を取らないと行けないから守ってほしいってことかな、因みにこのスキルは電話機能と同じで、離れた所から指定の人間と連絡が取れる機能だ。一度このスキルをモクロさんが相手に付与することでモクロさんとは付与さえすればどこでも通話可能になる。割と便利なスキル。まあモクロさん以外とは通話できないっていうところが弱点かな。


「そういえば、モクロさんたちは魔法陣に入ったんですか?」


私が疑問をモクロさんへ投げると、「ああ、あのことか?」と言って続けた。


「えーと、私たちはなぜか最初にいた場所が一緒でな、すでに最初の段階で魔法陣の上に倒れていたんだ。考えただけで怖いよな! 目を覚ますとゲームみたいな表示が現れてて、よくわからない状態でよくわからない大勢の人たちが倒れているのを目撃して、もうとにかくよくわからなかったから説明がむずいな?」


うん、本当によくわからないわ!


「た、大変だったんですね」


「そう、大変だったんだよ、今も大変だけどな」


「あはは」


大変なのは十分伝わってますよ。


そんなことを思っていると、モクロさんの足が急にピタリと止まった。


「ちょっと待て、魔法通話が入ったようだな」


お、なにかあったのかな? 食べ物をそろそろお願いします。


『モクロ様、モクロ様、一班です、巨大な木が何本もあるエリアを発見しました。上に果実の様なものがあります!』


凄い、スピーカー機能まであるんだ、あと巨大な木って、大発見じゃん! 毒とかがない食べれる果実とかが実ってたらいいな!


私はフレアとルディアに視線を移すと、二人も期待の表情を浮かべていた。


「おお、そうか、凄いぞ一班! ちょっとそこで待機しててくれ、いま場所を特定する」


場所を特定? そんなこともできるのか。


「場所も調べられるんですか?」


「ああ、魔法通話はどこから通話しているか調べることができて、位置も教えてくれるんだ、便利だよな」


本当に便利だなそのスキル。


「よし、位置情報入手したぞ、皆に共有するから全班向かうように!」


共有までできるの!?


「あ、でも使いすぎると眠気が強く襲うらしくて、そこも弱点だから眠ってしまったら色々と頼むな?」


あ、ちゃんとした弱点もしっかりあるんだ。もしかしてだから休憩中に寝てたのかな?


「エリーゼ、もうすこしで食べ物にありつけるかもしれないってこと? お腹が空いたよ」


フレアが「グウ―」とお腹の音を鳴らしつつ、私の左肩に右手を預けて言った。フレアの手は少し冷たく感じた。


「私もお腹空いちゃった、食べれるといいね」


「二人と同意見だわ」


ルディアも私の右肩へ左手を預け、声を上げた。


あと、寄りかかってない? めっちゃ重いです。


「お、ここを右で着くな」


モクロがそう言うと、私たちはモクロに続き右へ進んでいく。すると、そこには驚きの景色が広がっていた。


「「「おお!」」」


 目にしたのは、巨大な高原のようだった、木もたくさん生えている。だが、当然のように上を見上げても空は暗いままだった。一体どういう原理で育っているんだろうか。謎が深まるばかりだ。


「すっごい景色、こんな場所がこの空間にあったのか、不思議」


ルディアは高原の草を手で優しく触りながら言う。


フレアに限ってはびっくりし過ぎてその場から一歩も動いていない。大丈夫かな? 心配だ。


でも、これで食料問題は何とか一時的に解決しそうでよかった。一安心できる。


そして、続々と他の班も到着し、すぐに全班が到着した。


「よーし、皆休憩だな! 食べれるか確認しないとだけどそれはあとだ! お疲れ様!」


「うおー!」


そんな大声出したら魔物来そうで怖いからやめてほしい!

少しでも「続きが気になる」「面白い」「更新頑張れ!」と思って頂きましたら、


【☆☆☆☆☆】をタップして、

【★★★★★】にしてくださると嬉しいです!

皆様からの応援が一番の執筆の力になります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。