塾の話
Bくんが認識されたのは、この、Aくんのお母さんへの嘘の証言が最初である。入塾は、次女と同じだが、クラスが違う。
Bくんは集団クラス。
次女は個別クラス。
集団は基本、中学受験のためのクラスだ。だいたい、四年生から入塾するものだけど、Bくんは五年生から入塾したという。
次女の個別クラスでも、中学受験を目指せる。だけど、個別だから、集団の二倍、授業料が高い。
だったら、集団にして、中学受験させればいいのだけど、次女は中学受験をさせないこととなっている。
長女は中学受験をして、中高一貫に通っている。理由は、塾を辞めたかったからだ。
正直、地元中学の学力レベルを疑っていた。我が家は、四則計算が出来ないことが許されない家だ。勉強をするのは当然だけど、そのレベルは高いほうがいい。
中学では足りないだろう、と予感した我が家は、公立中に通うなら塾に行くこととなる、と宣言した。
長女は塾に行きたくないので、中学受験を合格して、塾を辞めた。
次女もそうなる予定だった。主人も、周囲の誰もが、次女も中学受験をさせると思われた。
私は親として、次女は中高一貫には付いていけない、と気づいて、早々に、進路変更させた。
長女と次女の学力を同じと見てはいけない。
だけど、経験をさせよう、ということで、個別クラスで、国語と算数だけ、受けることにした。学力なんて、他の方法で、次女のペースで高めていけばいい、と思ったからだ。
というわけで、次女は個別クラスだけど、夏期講習とか、冬期講習は集団クラスで一緒に勉強することとなった。
この塾がBくんと同じであったことが、後に、とんでもないトラブルとなった。
これまで、次女はBくんのことは、塾が同じ子、という認識しかなかった。妙なところで冷めていて、授業妨害をしていても、Bくんのことは、Aくんと一緒に騒いでいる子、という認識しかなかった。
だから、Bくんの話題は、二学期では、数えるほどで、次女は被害を受けていなかった。
むしろ、Aくんからの被害が増えていった。
二学期の終わり頃、冬休み前に、とうとう、次女は私に訴えてきた。




