↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
34/44

通学と学習の権利

 まずは、学校への登校である。薬の副作用は、一応、一か月から三か月で治まる、と出ていた。そこは個人差だ。

 でも、次女はともかく、副作用が出やすい。三か月どころか、五か月続くかもしれないなー。

 幸い、と言ってはいけないけど、苦痛とか苦しさが日常だから、次女は、見た感じ、平気そうだった。本当に、見てみると、元気だ。だけど、人並に動くと、倍以上の休息が必要となる。



 ちょっとした買い物にも連れ出して、少しでも動けるようにはした。ここで寝たままだと動けなくなる。苦痛はあるけど、動けないほどではない。ただ、だるくて、疲れて、痛くて、それを我慢して、家の中での手伝いをさせた。



 外には庭がある。暑い日は、水撒きをさせたり、夏野菜の収穫をしたりした。

 家には猫がいる。色々と世話が必要なので、手伝って、一緒にやった。

 お風呂洗いは、次女の仕事だ。それで、お小遣いを貰っている。

 家中のタオル交換も次女の仕事だ。これは、一番、体調がいい、夜にやることにした。



 そうやって、日常的に、少しずつ体を動かすようにしている間に、学校に連絡した。

 面談で決めるかと思っていたけど、電話で終わった。



「登校は難しいですか?」

「想像以上に、副作用が出てます。一か月から三か月という話なので、そこを様子見するしかないですね。薬を変えたら、と主人が言ってたのですが、定量ピルは血栓が出来やすいというリスクと、年齢制限があって使えないんです。今の薬は、比較的、副作用は定量ピルに比べれば軽く、年齢制限もなく、安全に使える、奇跡の薬とか言われてます。今は、飲み始めなので、副作用が出ますが、時間経過とともに、良くなっていけば、体調も良くなるはずなんです。ただ、六か月飲み続ける、ということは、それだけ時間をかけて、体調が良くなっていく、ということですね」

「そうですか」

「調べたのですが、保健室登校や、オンラインも出来るといえば出来ますよね」

「保健室は、やっぱり使う人もいますので、常時というわけにもいかないですね。オンラインは、一方通行であれば可能です。こちらの映像を、一方的にそちらに流す、ということですが」

「主人は、勉強が遅れることを心配しているのですが」

「そこは心配ありません。昨年度も、休んでましたが、八割の成績でした。六年生になってからのテストでも、学校を休んでいても、八割以上の正解率です。そちらのほうは、自宅での学習を続けていって、大丈夫ですよ」

「県が作ったという映像学習とか、オンライン授業は必要ないですか?」

「必要があったら、まず、案内します。学力に関しては、心配ありません」



 通信教育、すごいなー。本当にびっくりだ。



 学校のテストは、時間がある時に持ち帰って、自宅でやる方向で決まっていた。

 登校は、何日か、試しの日を話し合って決めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。