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六か月続けるしかない薬

 あまりの副作用と、主人が激怒した。



「病院に行って、薬変えてもらったほうがいいんじゃないか。定量ピルのほうがいいんじゃないか」

「うーん、ジェノゲスト錠のほうが、副作用とかリスクが少ない、という説明だったよ」

「けど、ここまで出るなんて」

「前飲んでいたのだって、飲み続けて、最後は楽そうだったよ。六か月続けるってことは、それだけ時間をかけないと良くならないんじゃないかな。病院には一か月に一回は行くこととなっているし、今飲んでいる薬は勝手に止めるとリスクがあるという説明だから、このまま、様子見しよう」

「学校を休めば、色々と大変になるというのに」

「そこも、学校と相談するから」



 こういう時は、ネット検索だ。その日も、ネット検索で、色々と調べた。まずは、主人を納得させること。気が気じゃないだろう。



 ジェノゲスト錠と定量ピルのことを調べた。どちらも、治療薬ではあるが、ジェノゲスト錠のほうが、血栓という副作用がないものだという。また、定量ピルに比べれば、遥かに副作用が軽いという。



 ということは、次女は、定量ピルを飲んだら、もっと酷いことになってたんだなー。



 だけど、ジェノゲスト錠でも副作用は出る。命に関わる副作用がないし、小学生でも問題なく飲める、ということで、奇跡のような薬と呼ばれている。

 昔は、これがなかったから、私の友達は、一年近く自宅療養したという。次女よりも、酷い副作用で苦しんだんだろうなー。



 次女は小学生だ。定量ピルは使えない。中学生でも、定量ピルは危険だろう。

 小学生の内に治療を終わらせるなら、ジェノゲスト錠に頼るしかない。六か月と言っているが、それ以上、飲むこととなる可能性が高い。



 だって、学校には、次女をイジメたAくんとBくんが残っている。



 ストレスの大本が二人、大手を振って、学校に行って、笑っている。こいつらのせいで、次女は薬の副作用で苦しんでいるというのに、腹が立つ。こいつらが病気になって苦しめばいいのに。

 Aくんの親も、平和に笑って、いいご身分だ。運動会の観覧席では、前のほうを陣取って、知り合いと笑ってた。お前の躾の出来ていないガキのせいで、次女は、運動会の練習にだって、満足に参加出来なかった。



 副作用に苦しむ次女を見て、決意した。夏休みには、全てのことを決着つけてやる。

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