俺が福袋を買いに行く訳
三が日2日目、今日は母さんに無理矢理連れられてショッピングモールに福袋を買い来ていた
「飛鳥、そんなに気を抜いてるとやられるわよ!ここはもう戦場なのよ!」
「いや、戦場て…そんな訳ないじゃん」
「フッ!甘いわね!そんなんじゃすぐにやられるわよ!」
「はいはい、そんなくだらない妄想はいいからとっとと買って帰ろうぜ」
「どうなっても知らないわよ」
と母さんは言った
この時言う事を聞いていればと俺はのちに後悔をする事になるのだった…
「さぁーついたわよ!準備はいい?残り5分で始まるわよ戦争が!気合を入れなさい!」
「あいあい」
こうして俺達は福袋がある店の前で待機していた
「えー只今より福袋の販売をいたします!それでは開店です!」
と店員がメガホンで言った
客達は「わぁぁー」と声を出し一斉に福袋に向かった
俺はその波に流され福袋の近くまで来た
「くっそーーーー!なんなんだよこれは!動けねーしとれねー」
と俺は叫びながら頑張って前に行こうとする
「いってーー誰だよ踏んだの!あっ!服をひっぱるなーやめてくれーーー!くっそ!マジどんな力してんだよ!こいつら人間かっ⁉︎」
俺はどんどん福袋から遠ざかっていった
そうして福袋に群がる場所から吹き飛ばされた
「ぐべっ!」と飛ばされ床にぶつかり変な声が出る
「チックショー!ふざけんじゃねーよ!こんなの福袋買うなんて無理だろうがぁー!」と俺は涙目で叫びながら再び福袋に向かう
そうして何度も吹き飛ばされボロボロになる
「もう無理!もう嫌だ!おばちゃん怖い!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」と泣き叫びながらぶっ壊れた
そうして泣き叫んでいると戦場から勝利をして来た母さんが呆れた顔をしていた
「だから言ったじゃないの…ここは戦場だって…はぁ…仕方ないわね…」
と母さんは俺を抱きしめ慰め始めた
慰められて落ち着いた俺はどんよりとした気持ちで近くのベンチに座り黄昏始めた




