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第十二話「分かれ道」

 もう結構暗くなってきた頃、僕たちは分かれ道に出た。

「あれ、こんな分かれ道なんて、あったっけ?」

「んー、マツ、これ見たことない気がする」

「道、間違えた?」

「ううん、合ってる! マツ、間違えないよ! 倉庫からマツの家は、一回右に曲がってずぅっと真っ直ぐ行くの。でももう右に一回曲がったし、もうすぐ家に着くはずなんだ」

「じゃあこれ、右と左どっちなの?」

 その瞬間、マツはふらつき始めた。見ていてもふらつきはおさまらない。数秒経ち、やっとおさまった。

「大丈夫?」

「あ、うん。左」

 僕はその一言を信じてもいいのか分からなかった。さっきまでとても混乱しているように見えたし、しかも左には決して曲がらないはずなのだ。

 しかしマツはどんどん前へ進んでいき、見えなくなりそうになったので僕は追いかけた。

 僕が完全に左の道へ入った途端、後ろで、ガジャン!と大きな音がした。心臓が遠くへ飛んでいきそうになり、思わずマツの肩を掴んだ。そして振り返った。何もない。真っ暗すぎて何も見えなかった。

 僕は後ろで何が起こったのか確認しようと後ろに戻った。すると僕の頭は見えない壁にぶつかった。真の暗闇に、閉じ込められたのだ。

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