第9話 再ログイン
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VRを外し、トイレに行こうとした悠磨だったが、ふと違和感を覚えた。
悠磨
「⋯⋯行かなくても大丈夫そう⋯⋯腹も減ってない⋯⋯」
いつもなら感じるはずの生理現象がない。
時計を見ると、時刻は16時だった。
悠磨
「いつもより早いな⋯⋯」
少し気にはなったが、それよりもアップデートの内容が気になり、スマホで調べ始めた。
悠磨
「アップデートはあったけど、あんなこと書いてないな⋯⋯バグ情報もない⋯⋯」
悠磨は色々と調べてみたが、自分が体験したことに近い情報は何も見つからなかった。
悠磨
「判らないな⋯⋯」
そのとき、スマホに通知が入った。
二刀流のクラスメートからのメールだった。
二刀流【メール】
「待ってたんだが、どうした? まだ寝てるのか?」
悠磨
「ギルドには居なかったよな⋯⋯」
不思議に思いながらも、悠磨はメールを返した。
悠磨【メール】
「ギルドに行ったけど、見当たらなかったんだけど。さっきまでダイブしてて、酒場に居たんだけど」
二刀流【メール】
「え? 俺達もさっきまで酒場に居たぞ。クエストクリアしたから酒飲んでたんだが」
悠磨【メール】
「もしかしたら、何かがズレた? 街に入ったらNPCが俺を見てずっと立ち止まって居たんだよ」
二刀流【メール】
「そうなのか。ソロ専用のイベントが始まったのかもな。判った、また一緒に出来るようになったら頼むな」
悠磨【メール】
「すまんな。一緒に出来るようになったらまた頼むな」
悠磨は不思議に思いながらも、トイレを済ませてVRを装着した。
悠磨
「このクエスト終わらないと、マルチプレイも出来ないからな」
ナビゲーター
「お帰りなさい、クロス様」
クロス
「リスタートをお願い」
ナビゲーター
「申し訳ありません、クロス様。リスタート出来ません」
悠磨
「えっ? データ消えた??」
ナビゲーター
「いえ、データは正常です」
悠磨
「なんでリスタート出来ないの?」
ナビゲーター
「本日はリスタート出来ません」
悠磨
「本日?? 明日は出来るの?」
ナビゲーター
「はい」
悠磨
「判った、ありがとう」
悠磨はVRを外した。
時計を見ると、17時になっていた。
悠磨
「17時⋯⋯ダイブも出来ない⋯⋯何しよう⋯⋯」
普段からゲーム中心の生活を送っている悠磨にとって、ダイブ出来ないとなると、他にやることがなかった。
悠磨
「飯食って寝るしかないか。他のゲームもやる気出ないからな⋯⋯」
悠磨は家事を済ませ、食事も取った。
その後、布団に入ったものの、色々と時間を潰しているうちに21時になっていた。
悠磨
「寝れないな⋯⋯」
布団の中でスマホを手に取り、ヴォルについて調べ続ける。
寝れないと言いながらも、疲れが溜まっていたのだろう。30分もしないうちに、悠磨は寝落ちしていた。
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翌日。
普段からの寝不足に加え、昨日の疲れもあったのか、悠磨は10時まで寝てしまっていた。
悠磨
「⋯⋯寝たな⋯⋯寝過ぎた⋯⋯」
寝過ぎでフラフラしながらも、いつもの朝のルーティンを済ませ、食事も取った。
いつでもダイブ出来る状態だったが、食事をしても少し眠気が残っている。
そこで、珍しくシャワーを浴びることにした。
身も心もすっきりさせ、万全の状態でゲームにダイブする。
ナビゲーター
「お帰りなさい、クロス様」
クロス
「リスタートは可能かな?」
ナビゲーター
「はい、酒場からリスタートになります」
クロス
「はい」
ナビゲーター
「承知致しました」
白い部屋が消え、景色が酒場へと変わる。
クロス
「やっと入れたよ」
ウエイトレス
「それは泥棒って事でいいんだよね?」
クロス
「え?」
今後もよろしくお願いします。




