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第23話 コアガーディアン

赤い光が爆発する。


ログが渦を巻く。


世界の心臓の前で、


巨大な影が形を作る。


黒い装甲。


人の形に近いが、


腕が四本ある。


体の中心には、


赤い核。


ログで構成された巨人。


クロウが言う。


「来たな」


俺は剣を構える。


「防衛装置か」


クロウが笑う。


「世界の番犬だ」


巨人が動く。


空間が揺れる。


ログが集まり、


巨大な槍になる。


一瞬。


それが落ちた。


俺は横へ跳ぶ。


ログ槍が通過する。


その後ろの空間が、


削れた。


完全に。


クロウが言う。


「触れるな」


「消える」


巨人が腕を振る。


ログの波。


俺は剣を振る。


一閃。


波が裂ける。


だがすぐに再生する。


クロウが舌打ちする。


「再構築早いな」


俺は巨人を見る。


核。


胸の中心。


「弱点はそこだな」


クロウが笑う。


「さすが」


巨人が踏み込む。


速い。


ログの腕が四本同時に来る。


俺は一歩踏み込む。


剣を振る。


一閃。


一本切る。


二本目を弾く。


三本目が迫る。


クロウが指を振る。


ログが歪む。


腕の軌道がずれる。


俺は体を捻る。


四本目を避ける。


巨人の胸が、


一瞬開く。


俺は踏み込む。


剣を突き出す。


だが。


ログの壁が現れる。


剣が止まる。


クロウが言う。


「硬いぞ」


巨人が腕を振る。


俺は後ろへ跳ぶ。


ログの刃が地面を削る。


クロウが空を見る。


「時間ない」


俺も分かっている。


世界の心臓が、


脈を速めている。


ドクン。


ドクン。


ドクン。


エリシアの声が届く。


「アーカ」


「聞こえる?」


俺は言う。


「ああ」


エリシアが言う。


「それ」


少し間。


「倒しても終わらない」


クロウが笑う。


「知ってる」


エリシアが言う。


「コア守るだけ」


「時間稼ぎ」


巨人が動く。


ログの刃が降る。


俺は剣で弾く。


クロウが言う。


「つまり」


「早く壊せってことだ」


俺は踏み込む。


巨人も動く。


ログの腕が来る。


俺は斬る。


弾く。


避ける。


クロウが指を鳴らす。


ログが一瞬止まる。


「今だ!」


俺は跳ぶ。


巨人の胸へ。


剣を振る。


一閃。


赤い核に、


刃が触れる。


その瞬間。


世界が揺れた。


巨人が叫ぶ。


ログが暴走する。


クロウが笑う。


「効いた!」


だが。


核のヒビが、


ゆっくり閉じる。


再生。


クロウが言う。


「……嘘だろ」


エリシアの声。


少し小さい。


「言ったでしょ」


少し間。


「本物のコアじゃない」


俺は巨人を見る。


クロウも見る。


そして同時に言う。


「……偽物」


その瞬間。


背後で、


世界の心臓が


大きく脈打った。


ドクン。


空のログが揺れる。


クロウが振り向く。


「……おい」


俺も見る。


心臓の奥。


さらに奥。


赤い光の中に、


もう一つ


光があった。


クロウが呟く。


「本体」


エリシアが言う。


「そこ」


そして小さく続ける。


「そこが、本当の世界コア」


巨人が再び動く。


ログの腕が四本、


同時に振り上がる。


クロウが笑う。


「なるほど」


俺を見る。


「守ってるわけだ」


俺は剣を握る。


そして言う。


「……壊す」


クロウが頷く。


「当然」


巨人が振り下ろす。


ログの刃が落ちる。


その瞬間。


俺とクロウは


同時に動いた。

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