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転生したので異世界でショタコンライフを堪能します  作者: のりたまご飯
第二章 ショタコン、色とりどりの毎日

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Part48 リュイのなでなでタイム

「はぁ…はぁ…」


「セーフ…」


「…」


エルの部屋のドアを閉めると、俺たちは息を切らしたまま、床に座り込んだ。

ここまで来ればひとまず問題ないはず…。


「なんとか帰って来れたね」


「そうだな…。あとはエルが帰ってくるのを待つか。お風呂にも入れてあげないとだし。」


ふと横を見ると、ケモショタは部屋の端っこで体育座りをしていた。

そりゃあ急に知らない人の家に上げられたらそうなるよなぁ…。


「ねえ君、名前なんて言うの?」


「ビクッ…」


ケモショタに話しかけると、少しビクリと動いて、そのあとは何も話さなかった。

くそっ…心を開いてほしいのに…。


「大丈夫だよ。俺たちも小学生だし、君と同じぐらい。今何歳?」


「…」


「リオンくん、質問責めにしたらかわいそうだよ!」


「うぅ…」


気持ちが先走ってしまい、困らせてしまったかもしれない。

リュイに怒られて少し反省。


リュイは少し考えると、ケモショタと向かい合わせに座った。


「…っ!」


ケモショタは少し警戒しているのか、怯えているのか、リュイに対して身構えている。

そんなリュイは、そっと右手をケモショタの頭の上に乗せたかと思うと、


「急に連れてこられて怖かったね。もう大丈夫だよ~。」


なでなで…


なんとケモショタの頭を撫で始めた。

リュイとは言えど、ちょっとそこ変わってもらえませんかね?


しかしそんなんで効果があるとは思えない…。あんなに警戒していたのに…


そう思っていたが、ケモショタの表情は反対にどんどん和らいでいく様子だった。

最初はこっちを少し睨みながらビクビクと怯えていたのに、撫でられるにつれて目つきは穏やかになり、今は目を閉じて撫でられる感触を気持ちよさそうに、すっかりリュイのなでなでの虜になっていた。

ケモ耳は時々ピクピクと、後ろに生えている尻尾はぴょこぴょこと動いていた。


か、かわいい…かわいすぎる…。

今考えると、目の前にいるのはリアルケモショタなのであって、創作とか、二次元空間ではない…。

そんなリアルケモショタがさらに別のショタに撫でられて…。なんなんだこの和やかな雰囲気は…。最高じゃないか…。

俺も仲間に加えてもらいたい、、、そう思っていると


「ただいまー!三人とも大丈夫だった…?」


エルが部屋の中に入ってきた。

ぐぬぬ…。なでなではお預けってことか…。


「エルおかえり~。今、安心させるためにリュイが頭をなでなでしてる。」


「お風呂の準備もしてきたから、まずは獣人くんをお風呂に入れちゃおう」


よく見ると、エルは畳まれたタオルを数枚手に持っていた。


「走ってきたからシャツが汗びしょびしょで…。お風呂借りてもいい?」


お風呂と聞いて、リュイは暑そうに手をひらひらとうちわのように扇いだ。


「もちろん!じゃあみんなで一緒に入ろっか」


「ほんと?やったー!」


突然訪れるお風呂イベントに戸惑いつつも、内心物凄く嬉しい俺。

夏休みに汗でびしょびしょになったショタが友達と一緒にお風呂に入るとかいう王道展開を堪能させてもらおうか…。


「きみも、一緒にお風呂入ろっ!」


「…コクリ」


さっき撫でられたからか、リュイに警戒がなくなったケモショタも、リュイの手を引いてすぐに立ち上がってくれた。


「何気にエルの家でお風呂に入るのは初めてだな」


「けど僕はリオンくんの家で入ったことあるよね」


その時のお泊まりにも、修学旅行の時も、エルのお風呂自慢(無自覚)は度々聞いてきたが、果たしてどんなものだろうか…。


「それじゃあお風呂に行くんだけど…。一応誰にも見つからないようにね…。」


エルはそう言って、ケモ耳を隠すためにタオルをケモショタの上に被せた。


「…ブルンブルン!」


「あっ…。」


ケモショタは頭をブルブルと振って、被せられたタオルを振り落とした。


「これはつけとかなきゃだめだよー?バレちゃったらお風呂入れないよー?」


エルがそう言ってタオルをまた被せると、今度は観念したのか、そのままこくりと頷いた。


「転ばないように、手、繋ごうっ」


リュイが右手を差し出すと、ケモショタは左手でそれをぎゅっと握った。


「尻尾はなんとかできねえのか…?」


「うーん…まあ大丈夫でしょ」


耳だけ隠しても尻尾が隠れてなかったら意味はないのでは…?

廊下に誰もいないといいけど…。


続く

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