Part38 自分が嫌いになる
※本パートには軽い性的描写が含まれます。
家に帰って、自室に戻ったオレは、まるでおかしくなったように、自身を慰め始めた。
ベッドに寝転がりながら、さっきのキスの感触、幼馴染の紅潮する顔、口から漏れていた声、押し返すような体も、その全てを想像しながら、疼く下半身を一心不乱に扱き続けた。
「っ、、、ん、はぁっ…ん、っ、んっ、、っ!」
行為が終わり、手についた白い液体を見ると、ひたすらに涙が出てきた。
幼馴染に無理やりキスをしたこと、告白をしたこと、そもそも幼馴染を好きになってしまったこと。
その全てを後悔した。そしてそんな最低な自分を嫌いになった。
翌日。
朝はいつも通りにやってきた。
外はひどい土砂降りだった。
教室に入ると、幼馴染はすでに席に座っていた。
後で席に向かおうとするオレに気づくと、すぐに視線を前に戻した。
席に着くと、いつものように鞄から教科書を出して、授業に備える。
いつもなら、この辺りで幼馴染が机に遊びに来るけど、今日は誰もいない。
雨は一日中降っていた。
外から聞こえてくるザーザーという音が、少し心地よかった。
結局、この日は幼馴染と一言も交わすことはなかった。
部活が終わると、早々に帰ってしまったのか、幼馴染の姿はなかった。
「おい、そこの1年」
「は、はい。」
帰り際、数名の3年生に呼び止められ、オレは部室に連れて行かれた。
「これ、君でしょ」
見せられたスマホの画面には、キスをしているオレと幼馴染が写っていた。
「な、なんで、、これ…」
「君ら付き合ってんの?ホモなの?」
頭の整理が追いつかない。
なんで先輩たちがオレと幼馴染の写真を持って…。
「気持ちよさそうにキスしてんじゃん」
「二人とも、ホモだったんだw」
「普段からラブラブだったもんなあ」
「こんな道端でいちゃついたらだめだろ~?w」
違う…。オレが悪いのに…。
このままじゃ、幼馴染もオレと同類みたいに思われる…。
なんとかして誤解を解かなきゃ…。
「ち、違います…。これは僕が、その…無理やりっ…」
「え?じゃあ二人は付き合ってないの?」
「でも男同士でキスしてるじゃん。」
「僕が、無理やり、キスしようとして…」
「ってことは…。君が好きだから、無理やりキスしたんだ?」
先輩たちは、ニヤニヤしながら、こっちの方を見てくる。
「…」
「黙ってないで答えろよ」
先輩のうち一人がロッカーを蹴る音が聞こえた。
「っ、、、はい、、、あいつのこと、好きだから…」
部室には先輩たちの笑い声が響いた。
「じゃあお前”は”ホモってことだよなあ?w」
「ちょーうけるw」
「好きなんだってw気持ちわり~w」
「も、もう、帰っていいですか…?」
「あ?帰っていいわけないじゃん。今日はホモの君で実験してみたかったのー。」
「じ、実験…?」
思わずそう聞き返してしまった。
「そ。ホモって本当に男で抜けんのかなーっていう実験。わかる?」
「お前も性格悪いよなー?w、一年捕まえてやることがそれかよw」
「じゃ、早速だけど、脱いで」
「…えっ?」
脱げ、って、服を…?
ここ部室だし、こんなにたくさんの人の前で脱げるわけない…。
しかもさっき言ってた実験、男で抜けるって、まさか…。
「ほら、時間ないんだから。もちろんパンツまでね」
「もちろん、これ、ばら撒かれたくないよね?」
「っ…!」
こんな画像がバレたら、オレだけじゃなくて、幼馴染も、「そういう人」だって思われる…。
そんなことになったらっ…。
「これ、プリントアウトして、明日には校内に貼れちゃうよ~?」
「明日から、あだ名は”ホモカップル”かな?w」
「ううっ…」
想像するだけで恐ろしかった。
そんなの、嫌だっ…。
好きになってしまったオレが悪いんだから、責任、取らないとっ…。
「わかり…ました、、、」
オレはそう言って、さっきまで部活で着ていた体育着の上を脱ぎはじめた。
「そうそう。物分かりがいいじゃん」
「さっさと下も脱げよ」
「…」
体育着を首から脱ぎ、上半身が外気に晒される。
次は半ズボンを足首まで下ろすと、両脚から抜き取る。
「ほら、パンツもだろ?」
「はーやーくw」
パンツと腰の間に指を入れると、オレは覚悟を決めて、少しずつ下にずらし始めた。
ゆっくり下に下ろすと、ある場所を過ぎたあたりで、先輩たちから笑いが起こった。
「ツルツルじゃん!w」
「まだまだお子様ちんちんって感じだな?」
「っ…」
そのままパンツを足首まで下ろすと、それも足から抜き取って、体育着の方に置いておく。
「ぬ、脱いだので、早く、画像っ、け、消してくださいっ…」
「はぁ?話聞いてなかったの?実験するって言ったよな?」
「おい、お子様ちんちん隠すなよ」
隠すようにして前に置いていた両手は、横に置くように言われた。
これで先輩たちの視線からオレの体を隠すものは何もなくなった。
「よし。じゃあそのままの状態で、オナニーな」
「な、なんでっ…」
「口答えすんなって言ったよなあ?」
「オナニーぐらい知ってるだろ?ほら、早くやれよ」
どう逆らっても何もできないことは知っていたので、オレは仕方なく、右手を体の前に持っていった。
そして、先輩たちの前で行為を始めた。
続く




