無利子ローン
ルルミラに伝えてもらおうとジェニーに話していた。
「緊急を要することじゃないのでルルミラには話さないけど、利息一切無しで家の料金を分割払いにすれば宿代がそのうち持ち家って形にならないかな」
「ああ問題ないと思いますよ。いくらなでもタダってサービス良すぎですよね」
「うん金さえ払ってくれればすんで無くても良いと思う。僕らだけが金払って建てるから、何の意味があるんだ?って悩んでしまうんだよ。肩代わりならいくらでもするよ」
「それでもやっぱり地方に促すための意味が薄いですね」
「うん、決定的な違いは無い。ただニューシティでやるより効率が良いって感じ。モンスターを狩るのに人同士が争うまではまだ行って無いからね。これが起きたら地方いくよ。
ただその前に動いてくれないかな…。あくまで交易と絡んだ護衛がギルドの柱となるがのポイント。そのためには過剰な鉱石や麦が必要となる。これは地方からしか生まれない。ニューシティの分はもう供給するには需要があって限界だからね。じゃ僕の利益は何だ?となるよね。もうこれは利益じゃない。最初から僕は上手く金が回るなら感情を重視するって話してる。僕がこうしたいと思いがあるからやってる」
「ニック様は何を避けていたか?ですよね」
「そそ、何かを始めた時に、僕が1000のお金最初に払ったとする。その後は一切何も取られない。だけど、僕が継続的に月に一回100取られるとすると10ヶ月で1000とんでしまう。そして来月はまた100だ。こういうのはやらない」
「報酬から抜き取られる形ですが依頼がそれに近いですよね?」
「僕自身情報にお金を払っていたから。その質を上げたとすればペイされる。ただそのおこぼれを頂く連中が増えたけど、これは僕は許容してる。思いが重要だけど、常に駄目なお金の使い方になってないか?チェックし無いと駄目。尤も経験からなんとなく駄目なお金の使い方が分かってきた感じ。以前からここまでしっかり考えていたわけじゃないから。
例えばだよ。貧しい人を救いたいとか思ってしまったりする。それ自体は悪くない。ただそのやり方としてお金を配っていたらいつか無くなってすっからかんになる。思いをどうやって金につなげるべく役立ったか?貧しい人が貧しくなくなるように自力で脱出できるようにお金を使えばよかった。それなら僕はその1回だけ出せば良い」
「分かりやすいです」
「無駄にお金を使いすぎた経験からだけどね…、要するに僕はギルドを北部の人間にとって重要な存在にしたい思いがあるんだよ」
そういえば僕の海外戦略って単純に人口増だけじゃなかった。海外で実情が分かって戻ってしまう人がいたらきちんと正しく伝えて欲しいから。海外にダンジョンの生産物を輸出してるけど、北部を占領しても意味が無いって事。ダンジョンから直接自分たちで取りくれば良い。ノースランド自体は旨味が薄いと知って欲しい。
国防の意味があった。欲しいなら国同士戦うわけじゃなくて、いつでもダンジョンに財宝を取りに来いって事。今の海外からの人口の増え方だと多分誤解から生じる侵略の様な形は無いと思う。直接取りに来る形になってる。
これだけはかなり強い思いでやってる。これは他人のためじゃない。確かに僕ならそいった混乱も乗り切れる。だがそんな荒廃した町に住みたくない。だから僕は他国の侵略はかなり神経質になってる。これに関しては全く無駄銭だと思ってない。
僕は今後の指針を失った。限界を迎えてしまった。何故住民が生まれるのか?が分からないから。だから原初的モデルである冒険者がそのまま居つく。それからスタートしてる。これが発展に向かう速度は遅い遅い…。そして最終的なこの国の最後の手ノマド。これは最初から適当にルルミラに伝われば良いと思ってた。僕が早く空白地帯を潰そうとする行動と対立してしまうから。例えそんな人達が生まれたとしても維持できるか?分からないのと、その邪魔が僕だからと言うのがきつい。まずは空白地帯における冒険者と調査員との共同村の行く末を見てからになる。
定例の家族会議。
「僕は次何をすれば良いだろう…」
ユーリ
「たまにそんな風になるよね」
「正直皆に言うのはアイデア欲しいとかじゃない。いつも僕の勝手に進めて良いのかな?って思うから」
「嫌なら言ってるよ。私にとって冒険者になりたいって言うのは、仕事としてのもので冒険をしたいは2の次だから。ギルドって今の形はむしろ歓迎する部分が多いけどな」
ニムル
「僕はそれほど無いね。あんまり突っ込むとミュウやダンテと同じだけど、守り手って暇なんだよね…」
「うおーその真実は衝撃。前からあれ暇そうだなと思ってた。どうしてたの?」
「んまー寝れるんだよ。たまに起きて暇すぎ寝るって」
「じゃダンテもかなり今堪能してるのか」
ミュウ
「別に私は暇から解放されたかったってわけじゃないですよ。ニムルより私はタワーと一体化して休眠ってしっかりしてますから。だから私17才なんです。そもそも起きる事すらなく大半寝てましたからね。だからこそ私達は」
「良いの私達?」
「「はい私達です」」
「ええ私達はニックの選ぶままにで良いんですよ。ただ敢えて言うならルルミラさんにやや都合が良いギルドだなとは思います」
「もう奥さんだよ、まだ拘ってるのかい」
「いえもうこれはその時の癖が続いてしまって」
「正直言えば、どっちも互いに甘えてる。ミュウが何か言いたいの分かる。僕は僕でルルミラにこの町の有力者とのやり取り押し付けてしまったからね。それをミュウから見ていやらしい関係と見えてもあるのかも。それぐらいは大人になったよ。たださダンテが居てよかったねルルミラって思っててそういうの僕あるの?」
「確かに…、ってそれだけの話ししてませんよー」
ジェシー
「ちなみに私は個人の意見を今楽しいですよ」
「あジェシーって独立してる部分強いからな…、フェブラも肉加工してるけど、フェブラもその点はっきりしてるよね。マチもそうか」
「結論として今までどおりお前が考えろって事だね…」
「「その通りー」」
結論は分かっていたと思う。皆をつき合わせて良いのかな?良いよって言ってくれると、続けられるのが大きい。また依頼をこなす日々が過ぎて行った。




