シルキーから教えてもらう
第6中継地点が完成して、僕らは依頼をコツコツこなしていた。ルルミラも復帰して順風満帆そんな時事件は起こった。以前からやばいと思われ居た第2中継地点の残り1つのダンジョンが攻略されてしまった。てんやわんや。ただこれを対処しようとずっとやってきた事がやっと実を結ぶ、つねに少しアキを空けて長期住人を別の中継地点に移動させる事でスグに処理してしまった。後はまたダンジョンが出来れば戻る形になってる。
すべては10年ダンジョンがモデルケースになっている。今でもばらけてすんでいる住人は10年ダンジョン付近にダンジョンが出来ると自分の家に戻ってくる。たまに戻って手入れしてここまで持っているようだ。ただし、宿屋、肉屋、鍛冶屋はすべて綺麗に跡形も無くなくなった。新しい建材としてすべて再利用されて解体されてしまった。店の人も新しい職場に移っている。
ただ今後いつ新しく出来るか?は分からない。それは僕の働きが大きい。正直言えばそういうのはちょっと煩わしいな。確率的な現象には絶対は無い。頑張って人間的にフォローしてるけど、完全にフォローは出来ない。死なないだけましだろ?の頃よりは親切にはなてってるが、面倒だなと思う思いもある。どれぐらいで出来るか?分からないけど管理ダンジョンが出来ないとすべて解決は出来ないだろうな。ちなみに第1中継地点は特別ダンジョンが生まれやすい多発地帯なのでそうなってしまう確率はかなり低いと僕は見てるのだけど。あそこは起きたらかなり困る…。
復帰後のルルミラと話し合っていた。
「今回の騒動第1中継地点で起きたらどうなるの?」
「今回の方法だと対処できない。もう中継地点じゃない。町になってる」
「ルルミラシティか。看板しょった名前だもんな」
「ギルドとしては緊急措置で対処できるよ。バッグ持ちかき集めて別途料金つけて回りのダンジョンから肉を運んでもらう」
「それ全く儲けにならないね」
「仕方ないよ緊急措置だし。駄目となったら諦めるけどね。ただ他にも第2中継地点が復帰したら、あっちから持ってくるのも考えているよ。その場合住民が燻製作ってだけど、肉屋の人に手伝ってもらっても良いから。
それでね問題は品質が多少悪くなる。ただ元々貧民層向けの安売り保存肉だからね。一応今回の事で第2の住人には絶対協力してもらうよ。こんだけしてあげて助けてくれた別の町が困ったら知らん振りじゃいられないでしょ」
「思ったけど、食糧問題ならニューシティの肉回したら?」
「誰かさんのおかげでニューシティの人口が増えてもう今の状況で安定してしまってるのよ。悪い事だとは思ってないけどね」
「それにしてもここに子供つれてくる?」
「良いじゃない。ダンテもいるし。もちろん相手によるからね?」
「僕だからか。しかしきちんと人間だなその子。岩でも生まれてくるかと…」
「ニックあのね」
「ハイエルフみたいなものかな。シルキーなんてもう不思議生命体だし」
しばらくしてこれはどう受け止めて良いか?分からないけど、サウザンドや海外の国家から北部地域の代表として、ルルミラが公式に認められた実質の国家として認めたのとその代表者として認めた事になる。国名は名乗ってなかったけど、正式名称、北部ギルド連合。通称ノースランドとして呼ばれるようになった。まだまだ未開発の地区も多く未完成ではあるがとりあえず目標にしてきた冒険者の国がスタートした。
ジェニーと話していた。やっとルルミラが復帰して家でノンビリ出来る時間が増えた。
「ところでさ一応職員なんでしょ?良いのこれ…」
「良いんですよ。元々私はニック様の直属の部下なんですから」
「ああそなのか、すべてもうこれからはギルドを通してやらないといけないのかと」
「その点も問題ないです。ギルドにして見れば専属で重要人物であるニック様との太いパイプになるのが私となります。どっちの側にも濃い結びつきを求めた結果がこの形です」
「残された課題って何があるの?」
「空白地帯でしょうね」
「攻略可能ダンジョンの提供って事で駄目かな?」
「それは無理矢理調整してるだけで、普通に中継地点でも攻略しています。それゆえニック様のための場所になってますね」
「僕もそんなにお金要らないよ」
「ええだから空白地帯がイマイチですねって」
「もうこれはアレしかないね」
「なんですか?」
「管理ダンジョン…」
「はー…その場合多分発展し無いから無理矢理また簡易住居ですね。そもそも人口が増えてから管理しようって計画が、がらっと変わりましたね」
「いやそれはもう10年ダンジョンを攻略したの失敗だったと認めてるから、もう放棄してるよ」
「どっちにしてもそれならすぐに考え付きます」
「まあそれぐらい難しいねって意味ね」
なんだろうなタワーの絶対的安心感に較べて他が脆弱すぎる。最初から計画していたことだけど、僕は管理ダンジョンが生まれるまでの繋ぎとしか思ってない。でも現れるまでは安定して欲しい。空白地帯の何が駄目か?と言うと瑕疵じゃない。そもそも北部の4分の1以下しか網羅してない。これで北部地域全部掌握したと言えるのか?となってしまう。
達成感が足りない。それでもそれなりにはやりきった。なんとも中途半端な状態で毎日を過ごしていた。このままではいけないと思いある事を実行した。




