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フェブラを見学

 家に戻る。ジェニーが戻っていた。


「マチは?」

「まだ現地の調査です」

「ルルミラさんからいろいろ聞いた。何かイマイチ騒ぎにならずに終ったらしいね。一部不満な人がいるようだけど」

「立て続けにいろいろ攻略したため結構ぽこぽこ生まれて、それで漁村は一時的には解決しましたね」

「ただ攻略されたら駄目なんでしょ?」

「まあ2個あればどうにかなります。片方潰れた間に片方が維持して、また2個になって1つ減るの繰り返しですからね。中継地点が今そんな感じになっています」

「なら新規は2個なんだね」

「そうなりますね」

「もうぐったりだけど、1年以上の人が住んでない最後の所潰すか。まてよ僕がその計画した頃は1年以上は1つだったけど、今増えてるよね…」

「正確にはそうなりますね。私も聞かれなかったので人が住んでないところの年数まで意識して調査して無いです。後年数は数ヶ月程度のずれなら正確にはわかりませんよ。所詮は見つけてから噂になってからどれぐらい経った?ですから。探すとなるとそれなりに広い地域ですからね」

「んじゃそれ洗い出しておいて、すべて潰そう。1年以上の最後のダンジョン潰してくるよ」

「そういえば忙しくて忘れていたのですが、マチがフェブラの所に立ち寄った時にもうすぐこっちに戻ってくるらしいですよ」

「うわー駄目なの?」

「逆です上手く行きそうなので肉屋の奥さんとお子さんが引越しされるそうで。今でもこっちで働いている人らしくて交換って形です」

「良かった良かった。奥さん居たのか…」

「何考えていたのですか?」

「いやーこんなむさいおっさんと、良い仲とかなったら嫌だなってうちの妹がー」

「良かったですね」


 僕らはかなり前に話題に上がったダンジョンを攻略しに行く事になった。僕が無人島を出てから半年以上1年未満という所だけど、かなり初期に話題になったダンジョンにやっと行く事になるとは急がしかったと思う。僕は以前から放置されてるダンジョンをさっさと潰す計画をしててやっと着手する。

 北部地域がいまいち発達し無い原因の一つに移動手段が少ない点。馬を安心して預かってくれる場所が無い。中央から離れたダンジョンでは未だにモンスターがたまに沸く事がある。ニューシティに近づく前には殺されてしまうが、離れれば離れるほどダンジョンの近くに馬を放置して攻略するのは困難になる。後馬が走りにくい土地というのもある。圧倒的にニムルが早いのは地面が悪い。


 それでも徒歩だとすごく時間が掛かる。その先に町があれば良いが、ドールズはニューシティの隣といっても良いぐらいの距離。例外はメルカトルしかない。誰が一体徒歩で一日以上かかる場所のダンジョンに行くのか?ニューシティの近くの中継地点でさえ人が中々集まらないのに?その答えは攻略するために行くことになる。

 競争を避けて楽に稼ぎたい人はニューシティの多発地帯にたまり、遠くに行く人はある程度自分に自信がある冒険者になる。それでも絶対じゃない。かなり数が限られてしまう。こんな所潰すに限る。


 てっきりヘンテコダンジョンだと思ったら。普通のダンジョンだった。交通の利便性が悪すぎる北部東よりにある僕らが潰したダンジョンのあった漁村とニューシティを結んだ線の中央。ただ漁村より。かといってあっちで宿を取るのも不便だ。こんな所よく見つけたなとなると1年以上だからとナル。さすがに誰かは行ってる。しかも話題に上がるもっと前からあったのだろう。


 5階ボスですでにオーガが出る。2日かけて8階まで上るグリフォンボスとして出てくる。こいうのはあるのはある。そして10階ボスでワイバーンが出る。これは強いレベル。さらに3日かけて16階まで上ってみたことが無い敵が出る。こういう時は強くてダンジョンのラスボスである事が多い。


 ヤギの頭をしていて、2本足で、がっちりした体に背中に羽。そして赤っぽい体色。ガーゴイルをやや弱くした感じ。ただ遠距離攻撃がそれなりに得意。中々厄介。ただし欠点があり、それほど飛行が得意ではない。こういうモンスターの得意なのは滑空になる。飛ぶ力が無くてもそれなりに速い速度で動ける。ただし上る時は遅くなる。ワイバーンとかはこれが優れている。だからこそシルキーはわけがわからない。あれはシルキー流飛行術で他に同じタイプが居ない。

 このタイプの欠点は僕の拙い飛行でも十分に戦える点。どう逃げようが追いついて切り刻んで終ってしまった。それでも初めての敵は面白いし、こういう遠距離攻撃があったり似たようなタイプと差がある敵は刺激がある。例えばゴーレムとサイクロプスなんて大きさは違うけど、やや鈍い動きの大きな敵になる。しかしゴーレムはくそ硬い。その点大きな差がある。


 扉が存在してやはり予想通りだったようだ。大体最後のモンスターはちょっと飛びぬけた強さの敵が多い。必ずしもこのレベルのダンジョンと言う平均的な敵にならない。後は少ない階のダンジョンほどそういった何故こんな強いボスがいるんだよって敵が多い。階数が少なくても残ってるダンジョンは大体ボスがこの階でこれかよってインチキぐらい強い。


 カードはレアサンダーの神の雷。そろそろ余ってきたな…。基本回数が多いほどカードのレベルが高い。それでもそれらを大半手に入れてるので段々余ってくる。今回は財宝が欲しい。金が欲しくなってきた。特殊鉱石を売ればすぐに金になるけど、あれあんまり売りたくない。カードよりも貴重。随分時間を書けたのは、帰りにフェブラを見るため肉を取っておいた。中継地点の肉屋で肉を売った。


「おじさん結構な量だけど大丈夫?」

「急遽住民が増えてそのため燻製肉が売れたから。ただ元冒険者らしくてそのうち自分でとりにくための保存用らしい」

「それはやりにくいね」

「こっちとしてはニューシティの住人の方が儲けは大きいから臨時収入だよ」

「後2つもダンジョンが出来たんだったね。たくさん持ってきたけど大丈夫かなと思ってるけど」

「ああ、今はそのゴタゴタで問題ない」

「それは安心。元々フェブラの試作用にとってきたんだけど、フェブラ呼んでもらえます?」

「ああフェブラは向こうにちょうど帰ったばかりだよ」

「入れ違いか。店長じゃまたダンジョン攻略の時に寄らせてもらいますよ」


 家に帰る。誰も居ない。



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