俺が試練を受けるらしい2
「新たな探索者か…我はミノタウロス族のミノス
どうか我の頼みを聞き叶えて欲しい…探索者よ」
なるほどミノタウロスか。納得いく怪物ぶりだ。
最初のチュートリアルはこの牛の頼みを聞けばいいのだろう。
「なにをすればいい?」
化け物と言ってもまだ動物っぽい要素があるためか話しやすい。
声は低めだがしっかりと透き通って聞こえた。
「3か所の入口の奥に珠がある。
その珠を集め、台座に戻してほしいのだ。
そのための装備は好きな物を持っていくといい…。」
「わかった」
そこで周りを見渡してみるとボロボロの机の上にいくつかの装備がある事に気づいた。
剣 弓 杖 銃 鞭 ナイフ おそらく職業別の装備とかなんだろう
鞭が魔物使いなのだろうか、鞭を手に取る。
軽く振ってみるとヒュッンという音がした。
「当たったら痛そうだな…
まずは右の入口から行くか。」
右の入口に入り歩いていく。
相変わらず全体的に薄暗く、恐怖感を煽られる。
しばらく歩いていくと、矢の刺さった骸骨が倒れていた。
学校の理科室に飾られている物や実物の写真と違って現実感がやばい。
さらに骸骨の位置から白く丸い煙のようなものが現れて。
「あの時、罠を踏まなければ俺は生きられたのに」
そう言って霧のように消えた。
罠がある事を教えてくれたのか親切だな。
しかし、どうやって気をつければいいのだろうか…?
少し先の道の真ん中に不自然に土が盛り上がってる場所がある。
「マジか…。
わかりやすいな。子供騙しかな?」
その横を通ろうとして、一歩踏み出す。すると脚が土の中にズボッと飲み込まれて倒れる。
体が倒れた場所になにかあったようでカチッという音がして上から小さい石が落ちてくる。
体や頭に石が直撃して痛みと共にHPが減る。
「子供だったのは俺か!!」
それからは散々な目にあった。古典的な落とし穴に落ちるわ、罠踏んで横から矢が飛んでくるわ。
上からヘドロみたいなものが降ってくるのもあったな。思った以上に絶妙に罠が読めないのである。
「もう帰りたい…。」
やっとの思いで先に進むと、看板があり[罠は経験やスキル、アイテムを使って見極めよう]と書いてあり、看板の横に机があり草がある。大きいアロエの葉っぱに見えるが…試しに恐る恐る食べてみる。
すると視界が急に広がったような気がして地面にうっすらと違和感を感じるようになった。
「そういや石回収してたな」
自分に降り注いだ石を回収していたのを思い出して少し離れて投げてみる。
石は違和感の感じる場所に落ちてカチッという音を鳴らして盛大に轟音と爆炎をまき散らして爆発した。




