俺は人助け出来たらしい。
戦闘も終わった事だし、ステータスを確認する。
体力は…残り2割ほどか…ぎりぎりだったな…。
1匹と戦っただけで、この状態である。
「勝てたのが奇跡だな…」
いつもと違い、迅速に倒す必要があったため、体力を犠牲にした。
しかし、体力が無いためか、体がすごく重く感じる。
木の実を取り出し、ユウタに投げる。
ユウタも、体力が3割程度で、ほとんどない。
空腹度は回復したが、お互い満身創痍って奴だ。
「回復アイテムでも買っておくべきかぁ」
ゲームの定番、ポーションや薬草、このゲームにもあると信じたい。
重たい体を引きづりながら、落ちている素材を回収しつつ、元の場所へ戻る。
遠目から確認した感じ、手負いの1匹を倒して、残り1匹も倒れる姿が見えた。
最後の1匹の戦い方を見ていると、先ほどと違い、大振りをせずに剣を振っている。
数の差が減り、助けてくれる存在や守るべき存在が、彼を冷静にさせたのだろう。
戦い方も…問題ないな。
「もう俺はいなくても大丈夫だな…」
助ける事は出来たわけだ…気づいたら笑っていた。
相変わらず、ウルフは怖いままだし、カッコいい姿も見せられた気はしない。
それでも、少しは自信がついた気がする。
「でも同じ事をしろと言われたら、お断りだな」
ユウタを撫でながら呟いた。
「帰ろう、ユウタ」
今日はゆっくり眠れる気がした。
―
――
―――
「さすがにしんどい」
結構ボロボロだと思うんだが、検問所で止められもしなかったな。
街へと戻った俺は、素材を売るのもほどほどに、教会へと向かった。
教会にいる神父が、体力だけなら回復してくれる事を知っていたからだ。
現状の気怠さ、この重さをどうにかしておきたいと思ったからだ。
教会の中にいた神父に話しかける。
「傷を癒して頂けると聞いたのだが」
「迷える子羊よ、神の奇跡を望むのですね」
「俺とこいつを頼む」
神父が手を合わせ、何やら言葉を唱えると、白い光に包まれ、体の倦怠感が無くなった。
通常の状態がどんなに素晴らしい事か…。
「ありがとう、寄付を」
神父が箱を手に持ち、こちらに向けてくれたのでお金を入れる。
体力回復だけなら1000ほどでやってくれる。
ユウタと合わせて2000だが、やった価値はあったな。
教会の外へと出て、いつもの餌を買いにいく。
教会で使う費用のために、ホーンラビットの素材だけ売っていた。
残りはグリーンスネークとウルフの素材だ。
これを売れば、結構稼げるだろうと踏んでいる。
いつものお店へと入り、少女の前で用件だけ伝える。
「餌を6つ」
「ん」
木の実が6つ置かれた。
「あとこの素材を買い取ってくれ。」
取り出したのはグリーンスネークの牙と鱗。
毒腺というのも、手に入ったが、何に使えるのやら、とりあえずとっておく。
「7000」
木の実代を引いた額を渡してくれるので、有難い事だ。
ウルフの素材は、牙が2つ、毛皮が3つだった。
毛皮を使って防具を作りにいくつもりだが。
「これはなんに使えるのやら」
リーダーの素質とかいう謎のアイテムも手に入っていた。
900万ダウンロードキャンペーンで、FGOが素材ばら撒いてるので、やめられない。止まらない。
しばらく、更新が出来ず申し訳ありませんでした。
真面目に、ちょっとリアルで指摘されたので、真剣に全部書き直していたので。
わりと話が変わっていたり、描写シーンを頑張って入れたりしました。
逆に読みづらくなってたらごめんね




