俺が魔物について調べるらしい
ゲームからログアウトした俺は、現実でやるべき事を済ませた。
といっても飯食べたり、トイレしたり、明日使う仕事の準備などだ。
今はゲームが楽しいので、時間が欲しい。もっと遊ぶ時間だ。
面倒な仕事の事を考えると、少し気分が憂鬱になってしまう。
ため息交じりに準備を終わらせる。
「さて、なにか情報はないかな」
魔物使いについて、ネットサーフィンと洒落込む。
色々調べていくが、案の定、新しい情報は見つからなかった。
時間もほとんど立ってないし、当たり前と言えば当たり前だ。
それでも、魔物と魔物の館の孵化や鑑定についての情報など新しく載っていた。
一通り見てみたが、後半は知っている事しかなかった。
「お、魔物の写真を載せているんだな」
そこには魔物の写真と名前が載っていた。
戦った人が写真を撮って乗せたのだろう。
ホーンラビットから始まり、まだまだ少ないが、他の魔物もあるようだ。
「ゴブリンか…定番だな。
おっ!すげぇ!ベビードラゴンってドラゴンじゃん」
その写真には、初期装備の女性が、青い竜を抱えている姿が乗せてあった。
ドラゴンはかっこいいよな…強そうだし。
自分の魔物について調べてみる。
闘犬は、他にも手に入れた奴がいるみたいだが、種類が違うようだな。
載せてあった写真にはドーベル種と書いてあった。
種類によって、大きさや形が違うのは、現実と同じようだ。
「俺も写真乗せるべきなのかなぁ」
アキタ種についての情報は載っていない。
情報交換はする方なのだが、今回は出来ないだろうし、下手に関わりを持つのはやめておこう。
慣れた人ですら、少し話せる程度なのだ。人と関わりたいとは一切思わない。
そのまま一番下まで見ていくと、コメント欄が並んでいて、気になるコメントを見つけた。
・魔物の館から出て歩いてたらタマゴ売る怪しい男に会ったんだけど…。
・え!?そんな人いるの?というかタマゴって高いっぽいけどまだどこにも売ってないよね?
・イベントキャラじゃないかな、会えるかどうかは運ゲーっぽいけど。
・ランダムイベントだと!?くそっ俺にタマゴ売ってくれる美少女は来ないのか!?
・美少女って…全身をマントとかで隠しているけど声は男だったぞ。諦めろ。
・ってかタマゴ売るって高いんじゃないの?いくらだった?
・俺は10000払ったよ、生まれたのは…その…ホーンラビットだったけど…。
・私は3000ほどです。生まれたのはグリーンスネーク。
・ふざけるな!俺より安くて俺よりいいじゃねぇか!
・嫉妬乙。ワイは8000で闘犬だったで。
・5000で売ると言われたけど資金が2000しかなかったから言ったら2000で売ってくれたよ。ゴブリン。
・値段がバラバラで参考にならないな。もしかして金額もタマゴもランダムなのかな?
・でも値下げまでできるのか。それとも全財産差し出せば許してくれるのか。
・始めた当初でお金がなくて買えなかったよ…その時は7000って言ってたかな。
・みんな、よくあんな怪しいの買えるな。俺は買わなかったぞ。
・正直怖くて…すぐに逃げちゃいました…。勿体ないことしたかも…。
・まじか!魔物の館周辺を散策してみるかな!
やはりというか、あの怪しい男はイベントキャラクターだったようだ。
あまりにも怪しい姿は、相手に疑心暗鬼にさせるためか。
始まったばかりだし、運営がタマゴ配布をしているとも、思ったがそれはないな。
タマゴの出現率上がる付加とかの補助を配るくらいだし。
また会えないかなぁ…無理だとは思うんだけど。
思った以上の収穫はあったな。
そろそろログインしよう。
連投。
明日仕事場が消滅してくれないかなぁ。
そしたら僕も休めるのに




