俺の関心が惹かれるらしい
街へと帰還していると日が落ち始めてきた。
「一応夜の概念があるんだな。」
まだ夕暮れみたいな感じだがすぐに暗くなるだろう。
「夜はどうすりゃいいのかね…」
どのゲームでも基本的に狩りをする印象が強いのだが、VRのゲームだと違ったりするのだろうか?
夜だと出てくる敵が変わったりなどもありそうだ。
酒場や飯屋もあるそうなので言ってみたいとは思っている。
「まぁ金ないしなぁ…」
ゲーム内の飲食物はちゃんと味がするらしいので興味はあるのだが、資金難だ。
夜中になったら酒場が賑わったりすんのかな?
想像してみるとちょっと行ってみたくなったりするものである。
色々考えつつ歩いていると、街の外壁まで辿りついた。
検問所を通っていると他の兵士と違い貫録のある兵士を見つける。
初老くらいか、白髪交じりの短髪に立派な髭を生やしている。
挨拶をしつつ、ついでに疑問を聞いてみる。
「すみません、夜に外へと出る事に問題はないのでしょうか。」
「街の外にかぃ?
問題はないが…場所によっては魔物が変わったりするぞ
あと夜は暗いから松明がないと厳しいぞ」
礼を言って魔物の館へ向かう。
なるほど昼夜でモンスターの生息地がやはり変わるのか。
それに、ダンジョン攻略が本来の目的だからってのもあるのかも知れない。
そもそも街の中にダンジョンが多数用意されているらしく、夜にダンジョンに行く人もいるだろう。
街の外にもダンジョンはあるらしいのだが、情報が少なすぎるな。
「情報を待ってからでも遅くはないか」
考え事してるとすぐに目的地に着くなぁ。
魔物の館へと入っていき、受付の女性に角を渡す。
まとめて渡してもいいとの事だったので20本渡して、残った3本はインベントリに戻す。
「ありがとうございます
これが報酬となります」
報酬として提示されたのは1000と書かれた硬貨が4枚で4000といった所だ
5本で1000という事か。ゲーム内の通貨はどれも硬貨らしく、基本は現実と同じと思っていいらしい。
問題は4000で何が出来るか?という事だ。飯くらいは食えるだろうが、どうせなら装備の値段を調べておきたい。鞭は販売してるだろうと思い、勇気を出して聞いてみる。
「あの…」
受付の方が笑顔で「はい。なんでしょうか?」と聞いてくれる。
とても完璧な対応をして下さるのはいいのだが、テンションの差がとてもつらい。
「装備を…」
「装備関連なら噴水へと続く中央道の左手側にお店があります。
素材を持ち込んでのオーダーメイドも受けて頂けますよ」
1を聞いて10を答えて下さる完璧な対応に思わず敬礼したくなる。
正直、目も合わさず、小さい声でボソボソ話をする男に、普通に接してくれるだけでも嬉しいのだ。
「ありがとう…」
「いい装備が見つかるといいですね」
このゲームの女性は容姿端麗な女神しかいないような気がしてきた。
噴水か…最初の場所だが、中央道というとかなり広い道の所だろうな。
噴水の場所は街の中心となっていてそれから3つの大きい道が伸びている。
中央道は自分が途中まで通ってきた道の事だろう。
人が多くいる事が分かっていたので、人の少なそうな路地を歩きながら向かう。
「ちょいとそこのお兄さん」
話しかけられた気がする…気のせいだな。
そのまま歩いて去ろうとする…しかし回り込まれた!!
「っとちょいと待ってくださいよぉ
魔物の館から出てきてたでしょう
いい話があるんですよぉ?」
もう罠にしか見えない。いい話の大半は、全部食われる系の悪い話と思っている。
というか、なんだその顔すら隠してる恰好…マントを開いてウェルカムとでも言うつもりか。
非情に関わりたくないので、走って逃げようと思い始めた所。
「こいつを購入する気はないですかぃ」
そう言ってマントの下から出てきた手の上には、淡い水色のタマゴがあった。
FGOで呼び符で★4新セイバーきて歓喜してハイテンションでガチャ回したら虹の光が…!
★5確定 完全勝利! 新サーバントよ…こい! セイバー? アルテラ「ガチャは悪い文明」orz
新しいのが欲しかったけど嬉しかったよ…。




