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紅葉  作者: 水元あくあ
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3/5

そして・・・・



久しぶりに京都へ帰ってきたのだ。


北海道のような雄大さはなくても、昔ながらの佇まいや風情がこの街にはある。



「よぉ」


声がするほうを向くと、久しぶりに会うあの人がいた。


結婚するつもり・・・だった人。



私たちは若かったけれど、本当に愛しあいお互い離れ離れになる時間を惜しむようにずっと一緒にいた



あれは確か3年前だったはずだ。


ホワイトクリスマスではなく、小雨の降るクリスマスの夜


渡された小さな宝物をもらったのは。


「これで、いつでもここにこれるね」と


無邪気に肩を乗せ、笑い合っていたあの頃にはもう戻れない。



あの小さな小さな宝物は、今私の手の中に光を失って存在しているのだ。




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