孤を描く四天王 土の葉原鉄 火のみかづき紅月
「孤を描く」の最後になります。カフカの「変身」にもあったようなのですが、いままで気が付きませんでした。
国語の教科書でも読んだ覚えがあるんですが、一部掲載か翻訳者が違うものだったのかもしれません。
青空文庫 カフカ 「変身」
ttps://www.aozora.gr.jp/cards/001235/files/49866_41897.html
底本が筑摩書房版の原田 義人翻訳のものは「弧を描いて」になっています。
「弧を描く」を「孤を描く」と誤っている場合は、戦闘シーンでの斬撃か蹴り足の軌道、不敵な笑いかなんかで唇の端をどうこうするパターンが多かったです。
そんな「孤を描く」四天王を、水の江本マシメサ、風の川上稔とすると、残りの土と火はどうなるかというと、土はおのずからあきらかでありまして
土属性は伊達じゃなかった。土の葉原鉄、まさに土の四天王です。ツンマゾというタイトルもあるので、「た行」が好きな方なのかも。「孤を描く」は放物線のことかなという描写がいくつかあるのが特徴です。
火の四天王はみかづき紅月
サムライガールで斬撃をして「孤を描く」になっているものがほとんどです。一回転して弧を描いて満月にまでなるパターンもあります。回転斬り系の技だと思います。サムライガールなので日本刀を振るうわけでして、早い段階で気が付けず、複数巻、複数年にわたって「孤を描く」ことになった。
「孤を描く」ではありませんが、時代劇もので、鳥羽亮がさらに長い期間、おなじような状況に陥っています。いつかまとめてみたい。
ハーレクインだと、抱き寄せ描写につかわれていました。
科学の誤解大全では、空に虹が孤を描くと、まさに誤解されている字ということに。
ただしい「弧」についてなんですが、大きな弧をえがくと、胸は小さいことになるはずです。地球のいち部分も遠くから見ると大きな弧を描いていますが、近くで見ればかなりフラットになります。
胸が大きいことを描写する「弧」の正しい有り様として「たわんだ弧」がありました。まあ、「たわんだ孤」と書かれていますが、「弧」はたわむと角度が急になるのです。なんの話だ。
微笑や笑顔で唇が「弧を描く」はずが「孤を描いて」しまったパターンです。
軌跡が描きがちな「孤」シリーズ。
弓と弦と横に書いてあるのに「孤を描く」は、じつにおしいです。弓、弓玄、子瓜。
劣等職の最強賢者も、鳴弦のあとに「弧を描く」でなく「孤を描く」とおしいパターン。
KADOKAWAをまとめて。
アヴァロンはおそろしい迷宮のようです。
対魔導学園は、笑いの唇に特化して「孤を描」いていました。9巻で3回と固まっています。9巻は、作者がバッドステータスのときに書き上げたものと予想します。
坂東眞砂子だと、突然「孤」というか「ぼっち」を描きだしてもおかしくないんですが、この部分はさすがに「弧」の間違いだと思います。
新紀元社まとめ。フォントのせいもあると思います。
とつぜん剣先で空中に「ぼっち」を描かれたらぎょっとするでしょう。
どちらかを小説家になろうで読ませてもらっていたんですが「あ、孤を描くがあるなあ、誤字報告するか……」と思っていたけど忘れていました。「書籍化するなら、その出版社の編集か校正がどうにかするやろ!」と、忘れがちです。
ホビージャパンの複数巻でているシリーズものは、巻によって誤字の数が違い過ぎてネタにしにくいのですが、「孤を描く」ものもあります。違う巻だと「弧を描く」もあります。ファンタジーです。
スクリーンショット管理失敗で、「セーター服」の誤字画像がなぜか貼り付けられていました。
精霊使いの剣舞20は、本編最終巻のはずです。
富士見書房のそのほかの「孤を描く」。
ドラゴンランスシリーズでシメです。「憧憬の孤」は、一瞬だけ「あれ、これは正しい……」のかなとも思いましたが、剣の動きなので間違いだろうという判断です。
弓張り月の形にと近くに書いて「孤を描き」と、これもおしいパターンです。また、かすがまる先生は、僅差で「孤を描く」四天王入りを逃しています。とは言え、四天王の入れ替えがないように、新しい「孤を描く」の発生が減ることを祈っています。なむなむ。
以下、力尽きたので画像のみ
ふりかえってみると、出版社を選ばず「孤を描く」は発生しています。もしかすると「孤」つまり「ぼっち」を脳裏に描くことが、現代社会の生活で多いからかもしれません。えー、なんとなくまとめてみた感が発生したことを祈っています。
つぎは、タイポグリセミアネタで軽いものをやりたいです。
「嗜める」ネタに挑もうとしたんですが、重すぎました。
おまけ
セククー
さらなるおまけ 最新の「孤を描く」
三体Ⅱ 黒暗森林(上)
地平線が弧を描きたかったのでしょう。ペリー・ローダン時代から連綿と「孤を描い」ていたものが、三体にまで。なんというか、無体なかんじ。




