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講談社レジェンドノベルスの電子書籍で「魔法陣」が「魔方陣」になった謎を解きたい

 このまま「魔法陣」「魔方陣」で止まっていてもしょうがないので、表にまとめたものをgoogleスプレッドシートで公開します。現時点では、2019年5月24日電子配信分までまとめています。


tp://bit.ly/2LSSOqB


tps://docs.google.com/spreadsheets/d/1OvHBb2G1t1MVNVu7NeE-aq3Tr2JJSOotWONLQ2Q1zfs/edit?usp=sharing


(直リンクでない一部欠けのURL貼り付けでもマズイ場合は削除します。)



 数が多いため間違いが含まれているはずです。数学の「魔方陣」の記述があるものも表にまとめています。「参考用」と書いてあるものと、コメントがあるものです。数学の「魔方陣」や方士・道士の「魔方陣」を間違えて解釈しているものがあると思います。


 調べている途中で、さらになにかが発見されていって収拾がつかなくなりました。今回で「魔方陣」「魔法陣」について終わらせたかったのですが終わりませんでした。公開ついでに、さきの「アンデット」をまとめたものも別シートにて公開しています。


 bookwalkerか講談社レジェンドノベルスのどちらかに問題があって「魔法陣」と書かれたものが「魔方陣」と表記されているのではないか? この件については、表にまとめている途中に解答らしきものにたどり着きました。


 SBクリエイティブ GAノベル「失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~」では、「魔方陣」と何回も記述されています。「魔法陣」はありません。


失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

作者:進行諸島

https://ncode.syosetu.com/n5712dr/


 しかし、現時点で、なろうでは「魔方陣」が1、残りが「魔法陣」です。ただし、なろうでは「魔方陣」が最初に記述されます。あとは「魔法陣」です。



「魔法関連の座学は、まあなんとかなるだろう。魔方陣数学」


 最初の「魔方陣(数学)」、あとは「魔法陣」です。「魔法関連~」と「魔法」が近くにあって「魔方陣」だとなにかがおかしいはずですが、「魔方陣」と相性の良すぎる「数学」が直後にあって発見が困難になっています。


 このパターンだと、校正ツールや表記揺れチェックツールで先頭の「魔方陣」が正しいとしてしまう可能性があります。「魔方陣」「魔法陣」この2つの場合は、ツールの初期状態であれば「魔方陣」を正しいとする。数学の「魔方陣」の方が、「魔法陣」よりも一般的なためです。


 とは言え、なろうに限らず小説に出てくる「まほうじん」であれば、マホースゴイ! の方の「魔法陣」であることが多いわけです。でも、ツールでは「魔方陣」が優先される。


 最初に記述された「魔方陣」を正しいとして、残りの「魔法陣」は表記ゆれチェックツールで間違いとして扱われる。あとはツールの全置換あたりをポチポチとクリックすると、一気に全部が「魔方陣」になります。


 その際に、「魔方陣」の優先度をあげていたり、ルビをふって辞書登録してしまうと、以降のチェックでも「魔方陣」が優先される。さらにチェックツールを自動化していると以降も気がつくことは困難です。


 なんらかのツールを使って、「魔法陣」を誤りとして「魔方陣」に全置換した。「魔法陣」の方が正しかったのに。


 これが、講談社のレジェンドノベルスで「魔方陣」があふれて「魔法陣」が消えた理由だと予想します。複数の作品にわたって「魔方陣」だらけになった理由は、レジェンドノベルスで配信されている「レジェンドノベルス第0巻」が原因だと思います。「レジェンドノベルス第0巻」は、その月に配信される書籍の一部をまとめて特別お試し版として配信しています。


 複数の作品を一つにまとめる場合に、校正がどのタイミングで入るか?


 各作品を校正して一つにまとめる。

 一つにまとめてから校正する。


 各作品を個別に校正して、特別お試し版の部分だけカット&ペーストする。これだと特別お試し版の独自部分があったり、カット&ペーストに失敗した際に工数が増えます。後から誤字が見つかったりすれば、特別お試し版と通常の一冊のファイルをそれぞれ修正することにもなります。


 校正用のチェックツールには、複数のファイルやシートを一括でチェックする機能もあります。検索と置換機能があるマルチタブタイプのエディタでも、検索して一気に置換することは可能です。


 実際にどのツールやエディタを使ってチェックしているかまではわかりませんが、特別お試し版と通常の電子書籍を一緒にチェック(辞書ファイルは共通)したであろうことは間違いありません。チェックして、「魔法陣」を誤りとして「魔方陣」に一気に置換した。


 よくわからない文字コード混入でbookwalerでだけ勝手に文字化けしたのでなければ、そんなことだろうと思っています。ただし、文字化け説の可能性は低いと考えるようになっています。


 文字化け説の可能性が低いと考える理由として「レベル1の異世界転移者」があります。「レベル1の異世界転移者」は、作中に「魔法陣」の記述はありますが、「魔法陣」が「魔方陣」になっていません。なぜそうなるのかはわかりません。担当者が違うのかもしれませんが、真相はレジェンドノベルス内でしか分からないと思います。


 bookwalker文字化け説の可能性が低くなった。


 じゃあ、伝説の勇者の伝説シリーズの「魔方陣」はどこから……

 

 もう一度、直リンクでない一部欠けのURLを掲載しておきます。


 tp://bit.ly/2LSSOqB


tps://docs.google.com/spreadsheets/d/1OvHBb2G1t1MVNVu7NeE-aq3Tr2JJSOotWONLQ2Q1zfs/edit?usp=sharing


(直リンクでない一部欠けのURL貼り付けでもマズイ場合は削除します。)



 なんというか、最悪でライトノベル校正暗黒史をたどることになるのかな? ぐらいに思っていたら、幸田露伴先生が magic square を「魔方陣」と訳したらしいころからの謎に直面することになっています。胸熱です。もちろん、いまもって真相には迫れていません。


 オタク、マニア界隈に magic circle もしくは summon circle を「魔方陣」と訳して広めた翻訳者が誰なのか? 変換によっては「魔法陣」とも「魔法円」とも「召喚円」としたであろう翻訳者は、安田均か井辻朱美のどちらかだろうなあぐらいまでは分かりました。



 いや、もう少し遡れるのか? まさか瀬田貞二訳しらべないとあかんのじゃろうか……電子化されてねえ! 本文検索できねえ! というところまでです。たぶん、真相は闇というかそんな感じ。


「魔方陣」「魔法陣」について、ライトノベル、なろう系でいくつかわかったことはあるので次の投稿から記していきたい。


次で書くはずですが、bookwalkerって、偏りあるけど、角川のおかねで、現代日本語書き言葉均衡コーパス構築してくれてるんじゃない? ありがたいよね。みんなも感謝だよ。協力して少納言も拡張して欲しい。

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