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          8 社交会

 アベル王子が集めた若手の貴族達の会だ。司会進行をマリエールが務める。国王陛下と公爵がアベル王子と公爵令嬢の婚約を発表する。

            8  社交会


 アベル王子にこちらの取り分を聞いた。まあまあの金額だ。赤字にはならないだろう。それにしてもこちらのメリットが見えない。マリエールは、

「旨味のない話しですね。赤字にはならないにしても手間賃にもなりませんよ。何かメリットが私にあるんですか。)

アベル王子は、笑った。

「今回の社交会は、若手貴族だけの社交会だけど国王と公爵は出席して私と公爵令嬢の婚約を発表するのだ。事実上の皇太子と皇太子妃の婚約だ。そんな重要な社交会を取り仕切るとなればマリエール商会の名声も上がるのではないだろうか。」

メリットと言えばメリットかなぐらいだけど受けることにした。司会はマリエールがやればいいし音楽や歌や出し物や接待はアンドロイドがやるから人件費はいらないからね。

 そして当日、これだけ若手貴族ばかりだけだと婚約発表ではなくて婚約破棄を宣言する会場に相応しい気がする。何故若手貴族ばかりの場で婚約発表するのだろう。アベル王子のやる事は今一つ理解

できない。とは言え司会だ。

「本日は、アベル王子の呼び掛けの元お集まりぐださりありがとうございます。明日を担う若手の貴族の皆様今日は思う存分楽しんで下さい。後ほどアベル王子の重大発表もあります。先ずはダンスの時間です。お相手はお決まりですか。」

アベル王子は公爵令嬢とダンスする。2曲踊り、3曲目は何故かマリエールと踊るアベル王子、続いて愛の歌と続く。食べ物の紹介して軽いけどアルコールは飲み過ぎないように注意する。サーカスがありビンゴゲームがあり国王と公爵が登場する。重大発表だ。アベル王子と公爵令嬢の婚約だ。われんばかりの興奮の渦に巻き込まれるかと思えばそんなの知っていたよとばかりの薄い反応。しかし婚約を祝う声が上がる。マリエールは、

「アベル王子、公爵令嬢、ご婚約おめでとうございます。心からお祝いします。明日を担う若手貴族一同お2人を支えます。お2人の未来に幸多からん事を祈ります。」

2人は国王、公爵と言葉を交し皆のお祝いの言葉を聞き言葉を返した。

「国王陛下、公爵様、アベル王子、公爵令嬢が退場されます。皆様暖かい拍手をお願いします。これにて若手貴族の会の中ジメとさして頂きます。料理飲み物が残っています。今しばらくご歓談下さい。」

アベル王子の付き人の伯爵か子爵かの息子が、

「マリエール令嬢、今日はありがとうございました。お陰様で会も無事に終わりました。お礼を申し上げます。約束のお礼です。」

色をつけてくれるかと思ったがそのままの金額だったので少しがっかりした。

 村の屋敷に帰ってお父さんに会った。辺境伯になって豊かになったけれど、あまりに昔通りでホッとしたりがっかりしたりしてこの人には人の評価なんて関係ないのだと思った。変わらい事はいい事だとしみじみ思った。

 子爵領、今は辺境伯領になって大きく変わった事がある。魔獣が領全体に広がったことだ。領全体に水が行き渡り何も池の回りにいなくても良くなった。魔獣の数はそれほど多くない。丁度いいくらいだ。住民とのし烈な戦いは起こらない。

 久しぶりに村の屋敷に帰った。お父さんのあまりに変わらい事に、ホッとしたりがっかりしたりする。魔獣達は領全体に広がった。

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