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         17 自立型

 感情のあるアンドロイドは言わば自立型のアンドロイドだ。普通のアンドロイドは明確な指示がなければ動けないが感情のあるアンドロイドは自立している。

            17  自立型


 マリエールの感情のあるアンドロイドは言わば自立型アンドロイドと言ってもいいだろう。通常のアンドロイドは明確な指示がなければならない。マリエールのアンドロイドはマリエールの心が読めるからマリエールが明確なイメージがあれば正確な行動が取れるが明確なイメージがなければいい加減な行動しか取れない。例えば母子家庭のような。しかし、今度の感情のあるアンドロイドは自分で考える。例えマリエールの意思に反しても自分の正しいと思った行動をする。マリエールに確固たる信念があれば普通のアンドロイドを使えばいいだけだ。マリエールに迷いがあり状況により違う判断が求められる時感情のあるアンドロイドを持ちいればいいだけだ。

 マリエールはマリエールが助けるべき対象を見付けて救済方法を提示せよと感情のあるアンドロイドに指示した。普通のアンドロイドには対処不能な指示だ。感情のあるアンドロイドは受諾した。5日後感情のあるアンドロイドは一人の女性について語った。

「この女性は姑との折り合いが悪く家を出ました。生憎嫁ぎ先は実家の上司にあたり実家を頼ることもできず農家の小屋で寝泊まりして農家の手伝い飢えを凌いでいます。マリエール様がマリエール商会で就労させればこの女性を救う事ができます。」

マリエールのメリットとかは入ってない。救済という視点で語っている。

「判った。その女性に会いにいけばいいのだな。」

アンドロイドは頷いた。翌日女性に会いに行った。女性は勝ち気にマリエールを睨んでいる。マリエールは、

「こんにちは、私はマリエール、東の辺境伯の娘でマリエール商会の会長です。部下に私が救済するべき者は誰か尋ねたところあなただと答えました。それで私はあなたに私があなたを救った場合のメリットを聞きにきました。言っておきますがあなたをそばに置く気はありません。それはあなたが一番良く判っているはずです。あなたは人に好かれるような人間ではありません。私も酔狂で人を救いたいとも思いません。あなたが私の役に立つならばあなたを救いましょう。あなたが私の役に立たないならあなたを救う気もありませんしそんなあなたを救うべきだと言った部下も首にします。」

女性はマリエールを睨んだままだ。美人なのだろうが可愛いげはない。年はマリエールより幾らか上なのは判る。女性は、

「商売屋なら金勘定はできるし読み書きはできるから店頭に立つぐらいならできる。」

そう言った。マリエールは、

「その程度の人間なら幾らでもいる。あなたしかできないものがあるのか聞いている。」

女性は再び黙り込んだ。マリエールは、

「私は、人の上に立ち、人を指導出来る人間を探している。自ら組織の目標のため計画を立て人を導く存在にあなたがなれると私の部下が判断したと思ってここに来た。その覚悟も能力もないなら話しは終わりだ。」

女性は驚いた顔をした。しかし覚悟を決めたようだ。

「私にその能力があるのかどうか判らない。組織目標も判らないからいきなりは無理だ。試しに使ってくれるなら喜んで働こう。もしその能力があるならそのまま使ってくれ。ないなら放り出してもらって構わない。」

女性はマリエール商会に採用された。

 女性は店頭に立つぐらいは出来ると言った。マリエールは人の上に立って指導出来る人間だと部下が判断してあなたを推薦したと思って来たと言った。

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