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次元都市アクシス  作者: 七夜
03 天蓋都市・東京
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プロローグ

 ――覚悟は、出来ていたはずだ。


「春近……これは、どういうことかしら」

 あの日、あの場所に立ち入って。

 それを手にした瞬間、いつかこうなることは予想できていただろう。

 今更後悔なんてする気はない。

 過去を悔やんだところで今は変わらないのだし、当時の俺がそれを欲したのは紛れもない事実。否定することは、一人の男として許されない。

 ……許されない、けども。

「早く説明してくれない? 黙ってたら何もわからないんだけど」

 出来ることなら、誰か助けて欲しい。

 ラッドでも久道さんでもミハイルさんでも。

 この際、今は亡き父さんでも元いた世界に残してきた友人たちでもいい。

 ていうか男なら誰でもいい。

 どれだけ考えてもわからないんだ。

 俺には、この状況をどうやって乗り切ればいいのか。

 未だかつてない危機を前にして、俺はあまりにも無力だった。

「白状しなさいよ……さぁ」

 頼む。

 誰でもいいから、今すぐ俺に教えてくれ――



「これが! あなたの机の上に! 置いてあった! 理由をね!!」

 彼女にエロ本見つかったんだけど、どうればいい!?

我ながら、酷い温度差だ……

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