第12話
暇でずっと小説読んでます。
みんなで笑いあった後、銀髪の男がクレールに苦笑いを浮かべた顔で聞いてきた。
「で、本当にお嬢ちゃんは本当に何者なんだい?いや、迷子とかそういうことじゃなくて、その、人間なのか?」
「???人間ですよ?ほかに何に見えますか?動物?」
「いや、人間にしか見えないんだが、その・・・」
その時、大樹の枝の上から小柄な老人が男たちと同じように降ってきた。それと同時に、クレールの周りにいた男たちは一斉に膝をつき「長老様。」と言った。
その老人は、顔に優しい笑顔を浮かべ男たちと同じように耳がとんがっている人だった。手には杖を持ち、左右の手首に鈴がついたブレスレットをつけていた。それが、歩くたびにシャランシャランと綺麗な音が鳴っていた。そして、クレールにゆっくりと近づき少しの間クレールを見て少し驚いた顔をした。
「おや、この場所には人間が入れないよう大樹様のご加護があるはずなのじゃが、その不思議な魂を持っておるおぬしならこの場所に入れるじゃろうな。」
「えっ、魂!?見えるんですか!」
「ああ。そなたの魂は、二つの魂がきれいに混ざっておる。これほどきれいに混ざっている魂は、長年生きているわしでも初めて見る。それに、人間の世界で人間として生きているのにきれいな魂だ。黒ずんでいない。この魂を持っておるおぬしだからこそ、精霊様に好かれるのだろうな。」
「えっ、精霊様!私、精霊様に好かれてるんですか?というか、なんでわかるの?見えるの?」
「矢継ぎ早に質問するでない。その質問に答える前にそなた精霊様を見たいと思ってみ、心から。そのあと目を開けたら、その質問の答えにわしが答えずとも精霊様が教えてくれる。」
クレールは、手を胸の前で合わせただひたすら精霊様見たい見たい見たいとずっと思った。そして、そっと目を開けたら目の前に小柄な羽のはえている人間の形をしたかわいらしい精霊様がクレールを見ていた。それも、たくさん。そして、つぶされた。
「えっ、えっ、うわーーーーーーーーーっ!!!!!!」
「「見える?見える?」」
「「ふわーーっ、見えてる?」」
「「花、花あげる。」」
「その前に、上から、どいて、くれると、嬉しい、です。」
「「わわっ、ごめんなさーい。」」
「「きゃきゃ、うれしい、うれしい。」」
「「見えてる、見えてる。私たちのこと、見えてる。」」
「うん、見えてますよ。こんにちは、私はクレール。あななたちの名前は?」
「「名前?」」
「「クレール、クレール。」」
「「ずっと、いっしょ、いた。」」
「えっ、名前ないの?ていうか、ずっといっしよにいたの。この人数!いつから?」
「「子供、子供」」
「「見てた、見てた」」
「「私、赤ちゃん」」
「えーーーーーーーーーーーーっ、この人数でーーーーーーーーっ!!!!」
クレールは、楽しそうに精霊様とおしゃべりしていた。
その様子を、男たちを驚きと、困惑の目で見ていた。長老様は、優しそうな目で見ていた。
次の話は、銀髪の男と長老の名前がわかります。




