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魔術的鍵師物語  作者: mono
第四

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筆跡‐じゅうさんこめ

 昨晩、アキナがアスカとイエレナの手を取り、眠りについた後、一人の口が動く。


「なぁイエレナ・・・・・イエレナの力、これからも貸してくれないか。殴ってくれていい。喋れるように、眠れるようになったら殴ってもらっていい。だから……」


「・・・・・・・・」


 イエレナは答えないまま、静かに立ち上がる。

 アスカとイエレナの瞳が合う。

 両者、どちらにもある青い瞳はふたりの間の空気を映す。

 

「・・・・・・」


 イエレナは用が済んだのか、アキナの横に戻り、その手をまた繋ぎなおす。

 アスカは、握りしめたままだった父からの紙をもう一度見る。

 そして、机に散らばっていたペンを手に取る。


”アスカへ やりたいことを続けなさい *俺のやりたいこと、プーベテートを治すこと*イエレナの傍にいること*”


 そう書き残し、ポケットにしまった。

 場面は戻る。


「アスカ、落としたわよ。丸まってるけど、いいの?」


「ありがと。」


 アスカはその紙をもう一度ポケットにしまいなおす。

 ミリテアを出た三人。

 煌めく太陽が燦燦と三人の進む道を照らしているのだった。

読んでいただきありがとうございます。

感想お待ちしています。

次話もお楽しみください。

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