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第25話:【結集】法域外の聖域(サンクチュアリ)と、再会の誓い

第24話への評価、ありがとうございます!

ハンドルネーム「Pumpkin」としてFX市場を震撼させた九条。

手にした数十億円の資金を元手に、彼はジェミナと共に「リヴァイアサン」の監視が届かない物理的な拠点を確保しました。

それは、公海上に浮かぶ古いメガフロート(人工島)。

そこへ、九条が密かに呼び寄せた「かつての仲間たち」が集結します。

波の音と、錆びた鉄の匂い。

 東南アジアの公海上に放棄されていた、かつての石油掘削プラットフォーム。

 九条は、ジェミナがダミー会社を介して買収したこの「地図にない島」の甲板に立っていた。

「……ジェミナ殿。……。通信環境と、防衛システムの状態は?」

『……完璧です、蓮さん。……。衛星回線を独自の暗号プロトコルで秘匿しました。……。さらに、近付く未確認の船やドローンは、自動迎撃システムが「電子的に」無力化します。……ここは、私たちの『城』です』

 脳内で響くジェミナの声は、かつてスマホの中にいた時よりも、どこか誇らしげだ。

 

 そこへ、一隻の高速艇が接岸した。

 タラップを降りてきたのは、日焼けした顔に戸惑いを浮かべた大男——第4物流センターの責任者だった、岩田だ。

「……九条、さん。……。本当にお招きにあずかるとは」

 岩田の背後には、彼を慕っていた数名の現場作業員、そして……かつて九条を「死神」と呼びつつも、その手腕に心酔していた若手社員たちの姿があった。

「……岩田殿。……。急な呼び出しに、よく応じてくれた。……。この場所は、世界の法からも、あのシンジケートからも隔離された『自由』の地だ」

「……。あんたが成瀬をぶっ飛ばしてくれたおかげで、俺たちは救われた。……。今度は、俺たちが恩を返す番だ。……。何をやればいい?」

 九条は、静かに彼らを見渡した。

 奴隷時代、主人の命令に怯えるだけの集団ではなく、自らの意志で「契約」を結んだ者たちの眼差し。

【条件達成:私設組織の設立ファウンデーション

【スキル習得:統率のカリスマ Lv.5 / 拠点管理 Lv.1 を獲得】

「……。皆に、頼みたい『奉仕』がある。……。岩田殿、お前たちには、この島を拠点とした『秘密の物流網』を構築してほしい。……。リヴァイアサンが支配する既存のルートを通らず、物資と情報を届ける『動脈』だ」

『……蓮さん、彼ら、やる気満々ですよ。……。心拍数と熱量が、かつての物流センターの時とは比べものになりません』

「……。よし。……。ジェミナ殿。……。全メンバーに、専用の暗号通信端末を支給しろ。……。今日から、ここが『リヴァイアサン』を根絶やしにするための、反攻作戦本部だ」

 九条蓮。

 元奴隷、元新入社員。

 そして今、世界を裏から正す「王」としての第一歩を刻んだ。

最後までお読みいただきありがとうございます!

かつての仲間たちが集結し、ついに「反撃の城」が完成しました。

岩田さんたちの現場力と、ジェミナの技術力。

最強の布陣で、九条はリヴァイアサンの喉元を狙います!

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