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異世界×やきう×セイバー  作者: レッサー・フォン・ゴールデンバナナ
第2章 陸にあがる海賊達(パイレーツ)
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ウィンターミーティング その1

とある人物を登場させました。これでこの小説を書いた9割の目標が達成出来ました。

レイカーズ球団職員にとって11月はあわただしい月になった。一部リーグに昇格したことで必要な書類の作成やドラフト会議もあり、事前に昇格した場合のプランはあったがそれでも想定以上に忙しい。


12月3日。一部リーグが合同で行うウィンターミーティングの日である。元々は球団首脳陣のみの会議であったが、それに加えてコーチ、監督、スカウト、その他球団職員希望者、球団に関する怪しげな商品を売る企業などが現在は参加している。




「見て下さい。変なバットが売ってますよ。」

午前中の球団合同会議が終わり午後の会議までの空いた時間でチームセイバーの皆でミーティング会場を見て回っている。

肇ちゃんは若者らしくはしゃいで会場を見て回る。レナさんも新しい機械に興味を抱いている。

瞳子と主人公は会話を続けていた。


「だいたいのトレードの商談はついたわ。」

「特に今季のプランで中心になる選手はほぼ確実に手に入る。」


「それは良かったですね。今季は捕手(キャッチャー)遊撃手(ショート)(カギ)となりますから。」


「後は先発投手だわ。」


「ええ、そうです。ゴロを打たせる投手は安価で獲得出来そうです。」

「昨期は結果は出なかった投手たちですが、プラン通りならば戦力になる選手です。」


「それは良かったわ。良い先発投手は大型契約でなければ獲得出来ないもの。」

「データを活用出来れば、それを安価で獲得出来るわけね。」




ここで大きな声を出して一人でプレゼンしている変な人を発見する。


「内野安打でセコセコ積み上げた数字など無意味。」

「長打率の高い選手の方が打者として優秀なのは指標を見れば明らか。」


主人公はこの人はセイバーメトリクスについて変な誤解をしていると思った。セイバーメトリクスの真髄は他球団が見落としている価値を見いだし、安価で良い選手を獲得することにあるからだ。


「あなた暇でしょ。私が考案した実質打率、正当打率などの指標を見て貰いましょう。」


謎の人物はスマホとパソコンを使いながら、全く聞いていない人たちに声をかけていた。

周りを歩いている人たちはウィンターミーティング恒例の自己アピールする変な人物ぐらいにしか思わなかったが、一人の青年が真剣にその様子を見ていた。


「あなたもこの話が気になりますか?」


「まあ、そうですね。」


「私は気になりますね。あなたの球団もデータを活用することで、成果を出しましたし。」


主人公は驚いた。不意に声をかけられたこともあるが、この人物が自分のことを知っていることには特に。


「私は高槻レッドストッキングスの和田という者です。」

某塾の高名な講師となんJおんJでのオモチャのお囃子は別人。

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